INOKI BOM-BA-YE 2013の感想
2014年 01月 08日
澤田敦士×-○ミノワマン(1R TKO)
1R序盤にミノワマンのパンチを食らった澤田がガクッとふらつく。体重差もあってこの後はミノワマンの細かくパンチをもらい続けながら澤田が前に出続ける展開が続くが、最後はミノワマンの右フックをもらった澤田が仰向けにダウン。踏みつけを入れられながらも立ち上がるが、そのまま後ろへ倒れ込んだところでレフェリーストップ。試合後のマイクの挑発や乱闘もどきは不要だったなあ。
ミノワマンはUFC参戦を目標に置いていたかと思うが、アジア枠の選手需要が高まっている最近の状況からするとだんだん現実味を帯び始めてきているか。でもUFCってショートタイツ禁止だったよね。
北岡悟×-○ラマザン・エセンバエフ(2R KO)
エセンバエフは序盤から荒々しい右のパンチを連打。北岡は引き込むようにしてギロチンや足関節を狙うがエセンバエフはこれをディフェンス。迎えた2R、エセンバエフがまたも右のパンチを繰り出し、アッパーがクリーンヒット。北岡が仰向けに倒れたところでレフェリーストップとなり、北岡は鬼門の大晦日をまたもクリアできず。
エセンバエフは実質右のパンチだけで勝ってしまい、戦い方は無骨なのだが「生き物として強い」という印象。ロシアはこの手の選手がゴロゴロしてるんだろうなあ。
青木真也○-×TOSHI(1R 腕十字)
引き込みながら腕十字を仕掛けた青木がそのまま極め切り、難なく秒殺一本。青木がUFCに上がらないことを非難する気は全くないのだが、「UFCへのアンチテーゼ」と大見えを切って戦ってるのがこのレベルの相手じゃなあ。もう少し勝負論のある相手との試合は実現しないものなのか。
藤田和之×-○石井慧(判定)
1Rから石井が左ローを軸に攻める。静かな立ち上がりだが、ラウンド終盤には早くも藤田の足がローで流れ出す。
組み付いてクリンチアッパーで攻める藤田に、石井はロー、オーバーハンドのパンチ、ヒザで応戦。藤田はローがだいぶ効き始めた様子。ローで体勢を崩した藤田に石井が組み付いてのヒザを入れるが、ここはローブローで石井に減点。
3Rは石井が藤田をコーナーに詰めてほぼ一方的に殴り続ける展開となり、タフな藤田をKOすることはできなかったものの判定で石井が完勝。内容的にあまり見るべき点はなかったが、今の藤田がMMAの試合を受けたという時点で満足しておくべきか。
これで石井はMMA7連勝。シルビアやモンソンといった相手も含まれており、最近UFCと契約した日本人選手の直近の戦績を基準にすれば、いよいよオクタゴン入りが見えてきたか。
小川の試合は早送りした。人気ブログランキングへ
「あ~…」
と思ってしまいましたが
ちゃんとなっててびっくりしました
現代格闘技で一番重要な才能は頑健さというのを
誰か(石井本人?)がいってましたが
正にその通りなんだなと
なんだかんだで負けたのは吉田戦とヒョードル戦だけですから、テレビ局主導のマッチメイクから解放されて、着実にキャリアを積んだ成果が出てきたということなんでしょうね。アスリートとしてのポテンシャルの高さは間違いないわけですし。