反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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Krush.37観戦記②

戸邊隆馬○-×チェ・ジンスン(1R KO)
 ジンスンは2005年~2007年に来日して藤原あらしや寺戸に負けている選手、とのこと。うーん、多分当時この人の試合見てるな。
 開始と同時に鋭いパンチを振るうジンスン。上下の打ち分けも上手く、戸邊はとりあえずパンチ勝負は避けた方がいいか・・・と思った瞬間、カウンターの左フックがヒットしジンスンがダウン!立ち上がるジンスンだが、今度は戸邊のボディブローが突き刺さり悶絶するようにダウン。ジンスンはそのまま起き上がれず、戸邊が圧巻のKO勝利。本人がアピールしたように、タイトル挑戦が視野に入ってきておかしくない説得力十分の内容。

大月晴明○-×青津潤平(延長判定)
 『ボヨヨンロック』をBGMにマスクマン軍団を引き連れ入場する大月。この光景を再び見れただけで感動。
 大月は低いガードからロー、踏み込んでパンチというかつてと同様のスタイル。大月がパンチを振るうたびに会場がザワつく。2Rまでやや大月優勢な印象で進むが、やはり昔に比べ一発でなぎ倒す迫力はなくなってきているか。3Rは攻め疲れた大月を青津がパンチ連打や膝で下がらせる場面が増え、判定は三者ともドロー。
 終盤失速した大月にとって延長ラウンドは厳しいかと思えたが、ローやパンチが相次いでローブローとして入ってしまい、青津の動きが落ちる。延長ラウンドは前半が大月、後半が青津という感じだったが判定はスプリットで大月。辛勝ながら復帰後3連勝を果たした。
 以前の大月の試合と変わらぬヒリヒリした空気は堪能できたが、期待したKO劇は見られず。何より結果的にローブローのダメージが勝敗を分けた形になってしまったのが少々残念。

瀧谷渉太○-×匠(判定)
 1Rから近い距離でパンチを交錯させる両者。互いに倒す気満々の様子に見ている側のボルテージも一気に上がってくる。瀧谷はハイやミドルを交えて攻めるが、匠は常に間合いを潰して自分のパンチの距離で戦い、右ストレートで瀧谷を下がらせる場面を作る。1Rは匠やや優勢な印象で終了。
 パンチではやや分が悪い瀧谷としては蹴りの間合いで戦いたいか・・・と思った2R、構わずパンチで攻める瀧谷がカウンターの左を入れ匠がダウン!瀧谷はさらにパンチ連打で追い込むが、匠も反撃して2Rが終了。
 3Rも激しい打ち合いが続くが、前のラウンドの勢いを持ち込んで優勢なのは瀧谷。1Rは匠のパンチの間合いに引きずり込まれていた印象だが、きっちり間合いを修正。パンチ一辺倒の匠に対し、ミドルやヒザを混ぜて攻めることができるのも大きい。お互い一歩も退かないまま3Rが終了し、ダウンのリードを守り切った瀧谷が判定勝利。返上したベルトを再び自分の腰へと巻き直した。
 とにかく「最高!」という以外の感想が思い浮かばないぐらいの名勝負。序盤の劣勢をパンチ勝負で強引にひっくり返してみせた瀧谷も凄いが、瀧谷を一度は追い詰めかけた匠もお見事。普通に考えて2度負けている相手にリベンジするのは簡単ではなく、結果として現に返り討ちにあったわけだが、3度目にして最高の勝負を演じてみせた。匠にはここから這い上がって、是非4度目を実現させてほしい。

 メインに限らず本戦は全試合ハズレなしで、雑誌やネットで散々目にしていたKrushの勢いを心ゆくまで体感させられた当たり興業。こりゃ年内にもう1~2回は行かないと気が済まないな。

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by nugueira | 2014-01-06 23:27 | Krush | Comments(0)