反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ゾウ・シミンvsトスカノ

 パッキャオの前座でやっていたゾウ・シミンvsファン・トスカノを見たので、感想を。

 1Rからシミンがジャブ、フックを着実にヒット。トスカノのカウンター気味の右をもらう場面もあったが、主導権はシミン。2Rにはシミンが繰り返し右クロスを入れ、トスカノは早くも顔が真っ赤に。
 3Rにはトスカノをロープ際に詰めたシミンが猛ラッシュ。ただ前回の試合同様、シミンは相手を追い込んでもそこから倒すパンチがない。トスカノも根性を見せて手数は出していく。
 シミンは攻め込んでいるのにダウンが取れない展開が続き、5Rには急に手数がトーンダウン。さすがに攻め疲れか。6Rもシミンが圧倒し続けるが、もうひと押しという展開のまま試合終了。三者フルマーク、1名は60-52という大差の判定でシミンがプロ3連勝を飾るも、今回もKOどころかダウンも奪えず。
 デビュー戦のハメドもどきに始まり色々とスタイルを試している感じのあるシミンだが、ダウンを取れない決定力のなさがどうにも致命的。対戦相手もほどほどのレベルのボクサーをあてがっているはずなのにこうなるということは、パンチが軽いんだろうなあ。

 村田やロマチェンコの試合を見ると金メダリストは化け物ばかりだな、と思えてくるのだが、シミンを見ていると「うーん・・・まあ例外もあるのか」とトーンダウンしてしまう。シミンが出場すると中国の富裕層がマカオに巨額のお金を落としていく、という話をどこかで見たので、試合内容はともかくビジネス的には申し分のない存在なんだろうけど。

 来週はいよいよ村田のプロ第2戦。人気ブログランキングへ
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Commented by tarou at 2013-12-01 02:06 x
金メダリストにもいろいろいますよね…大会や階級によって驚くほどレベルが違いますし。ゾウはしょせん谷間階級の王者だった、ということじゃないでしょうか。
Commented by みゆパパ at 2013-12-01 12:43 x
もともとアマチュアボクシングはポイントゲームで、特にシミンの階級だと相手にダメージを与える必要もなくなるでしょうから、今更ストップできるパンチを身につけるってのも難しいのかもしれませんね。
そして手数の選手ですから、ラウンド後半には必ず失速してしまいますし。

ネームバリューだけは抜群なんで、日本の選手が今後対戦を望んでいくのではないでしょうか。
Commented by nugueira at 2013-12-02 21:09
>tarou様
 五輪2連覇、3大会連続メダルはよほどの逸材だろうと思っていたのですが、この辺が軽量級の悲しさですかね。

>みゆパパ様
 この階級で世界タイトルを視野に入れると日本人との対戦は必ず浮上してきますよね。資金力をバックにマカオで挑戦するんですかね。
Commented by なちょ at 2013-12-10 17:38 x
軽量級なので選手層が薄いですが、ゾウの実績はロマチェンコやリゴンドークラスの間違いのないものです。ただプロ転向後も試合をしてるのは軽量級なので、それでもこの程度の試合しかできないのはプロの水があっていなかったのと転向した年齢が遅すぎたのかなと思います。

あと金メダリストを少々買いかぶりすぎなのかなとは思います、今までに金メダリストはプロへ転向していますが、世界チャンピオンになれたのは半分程度です。
Commented by nugueira at 2013-12-11 22:56
>なちょ様
 年齢の問題は確かにありそうですね。金メダリストに過剰な期待は禁物とは思いつつ、2大会連続金メダリストとなるとどうしても期待値も倍になってしまうもので。
by nugueira | 2013-11-30 21:41 | ボクシング | Comments(5)