反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC167の感想(メイン以外)

 メイン以外の感想を。

ウィル・カンプザーノ×-○セルジオ・ペティス(判定)
 1Rはペティスが簡単にテイクダウンを許してしまう場面もあったものの、ラウンド後半はペティスがスタンドの打撃で圧倒。打撃の鋭さは兄貴譲りか。
 2Rは自ら打撃で前に出たカンプザーノがテイクダウンを奪うが、ペティスが下からギロチン、更には三角を狙っていき意外と起用なところを見せる。
 3Rはペティスがスタンディングのままギロチンを狙うも、その後はカンプザーノが上をキープ。ペティスは下から三角を狙う場面も見せるが、長い時間上を取られたまま試合終了。
 3Rはカンプザーノかと思ったが、ジャッジ2者はフルマークがつきペティスが判定勝利。UFC初陣を白星で飾ったが、グラウンドで簡単に下になりすぎるのが課題か。サブミッションもできるので変に自信を持ってしまっているせいもあるんだろうけど。

ティム・エリオット×-○アリ・バガウティノフ(判定)
 右パンチが得意という触れ込みのバガウティノフは1Rから鋭い右を振り回し、何度かエリオットの顔面を捉える。組みから離れる際の膝蹴りなど、際の攻防のスピードがめちゃくちゃ速い印象。
 2Rもパンチを入れていくバガウティノフに対し、エリオットはひるまず圧力をかけ続ける。右のパンチがさすがに読まれ始めたのか、ラウンド後半はバガウティノフも空振りが多くやや消耗してきた感じ。
 3Rは両者消耗が激しく、エリオットが左右の連打を入れる場面も。ただパンチが軽いのか、ダメージはさほどでもない感じ。両者決め手を欠いたまま試合終了。
 個人的採点は29-28でバガウティノフ。ただ2・3Rは微妙な内容なので割れるかも、と思ったが判定は3-0でバガウティノフ。パンチの鋭さは見るべきものがあったが、攻めのバリエーションを増やさないと上位陣との対戦は苦しくなりそう。

ジョシュ・コスチェック×-○タイロン・ウッドリー(1R TKO)
 開始早々ウッドリーの右フックがヒット!タックルに来たウッドリーをコスチェックは一度凌ぐが、打撃戦になったところでウッドリーの右フックが耳の後ろ辺りに入りダウン。ウッドリーのパウンド連打を耐えたコスチェックはブレイクからスタンドへ戻すが、最後は三度ウッドリーの右フックが炸裂!コスチェックは大の字にダウンし、さすがのハーブ・ディーンも止めるしかないKO劇でウッドリーが勝利。
 マット・ヒューズの最後の試合でヒューズをKOしたのがコスチェックなわけだが、そのコスチェックがこのような形で3連敗。時代の移り変わりを感じさせる試合で、見ていて少々切ない。

ローリー・マクドナルド×-○ロビー・ローラー(判定)
 ローキックで先手を取るローラーに、マクドナルドはハイや前蹴りで応戦。やはりローラーの強打を警戒しているのか、慎重な立ち上がり。1Rはお互い決定的な場面がなく微妙な内容だが、ローを繰り返し入れた分ローラーか。
 2Rに入るとマクドナルドが手数を増やし、近い間合いからのヒジで牽制するとボディストレート、さらにタックルでテイクダウン。ペースを握るべきところできっちりリズムを変えてくるし、組み立てがまた完璧。2Rはこのまま上をキープしたマクドナルドが一方的に攻めて終了。
 苦しい状況に追い込まれてきたローラーをこのままマクドナルドが押し切るか・・・と思った3R、開始と同時にローラーがパンチを振るい、右フックがヒット!テイクダウンして凌ぐマクドナルドだが、ダメージでそこから先が攻められない。スタンドで再開した後、またもローラーのパンチがヒットしマクドナルドがダウン!ローラーはパウンドで攻め立て、マクドナルドは2Rから一転して大ピンチに。終盤にマクドナルドがテイクダウンしパウンドで反撃するも、3Rは完全にローラーが取った形に。
 1Rをどう取るかが難しい試合だったが、判定はスプリットでローラー。次期王者候補と目されていたマクドナルドを下しUFC3連勝。これで一気にタイトル戦線にも絡んでくるか。
 マクドナルドのこんな姿を見ることになるとは、完全に予想外。2Rで一度は奪われた流れを力ずくで引き戻したローラーがお見事、というしかないか。スマートさが身上の若手を苦労人の中年が殴り倒した、という意味でも色々と考えさせられる展開。

ラシャド・エヴァンス○-×チェール・ソネン(1R TKO)
 ソネンは開始と同時に突っ込んでいき、エヴァンスを金網に押し込む。ここからは互いに体を入れ替えながらレスリングの攻防となるが、ラウンド中盤にエヴァンスがテイクダウン。パウンドで攻め続けたエヴァンスはマウントを奪うと、最後は亀になったソネンにパウンドの嵐。ソネンの体が伸び切って殴られ続けたところでレフェリーストップ。
 レスリング勝負ではさすがのソネンもいつものようには行かない、と分かりつつも長丁場に持ち込んでエヴァンスのガス切れを待てば勝機があるか、と思っていたのだが。エヴァンスが長引かせる前に決着をつけてしまった。ここまで決定力のあるエヴァンスの試合を見るのは久しぶりだが、ソネンとはタイプ的に相性が良かったということか。これでエヴァンスがタイトル戦線に再浮上かというと、また扱いが微妙なところなのだが。
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by nugueira | 2013-11-18 22:18 | UFC | Comments(0)