反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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井岡&宮崎

 昨日のボクシングダブル世界戦の感想を。

 まずWBAミニマム級王座統一戦、宮崎亮vsヘスス・シルベストレ。
 1Rから好戦的なスタイルで手数を出していく両者。途中までは互角かややシルベストレという印象だが、ラウンド後半の攻勢で宮崎がポイントを取ったか?
 2Rになると宮崎が相手のリズムを見切ってきた感じがするが、バッティングで宮崎が出血。3R以降も宮崎が踏み込んでいいパンチを入れるもののシルベストレも手数が落ちず、打ち合いでは逆に優勢な印象。宮崎としては近距離の打ち合いを徹底的に避けた方が良さそう。
 宮崎陣営も同じような判断をしたのか、6R辺りから宮崎はシルベストレの間合いを外し続け、鋭い踏み込みから一発を入れていく展開に。とはいえ依然としてダメージを与えているのは宮崎、手数はシルベストレという雰囲気で、宮崎は手数で負けてしまっているのが悪印象か。
 それでも9Rまでは宮崎が試合をコントロールする展開が続き、このまま押し切るか・・・と思われた10R、バッティングで出血のひどくなった宮崎が一気に劣勢に。視界が悪いのをものともせず打って出ていくが、やはり打ち合いでは分が悪く11Rにはパンチを食らって一瞬動きが止まる場面も。
 宮崎は最後まで打ち合う姿勢は見せたものの、終盤3Rは全て取られた形で試合終了。9Rまでは宮崎ペースだったが相当微妙なラウンドもあったし、判定は厳しいかと思えたが、2-0で接戦を制した宮崎が王座統一。
 地元判定の要素は多分にあったと思うが、有効打を取るか手数を取るかで判断が分かれそうなラウンドも多かったし、このジャッジは許容範囲内では。

 続いてWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ、井岡一翔vsクワンタイ・シスモーゼン。
 比較的静かな立ち上がりとなるものの、井岡はクワンタイのパンチはもらわずフックやボディを着実にヒット。宮崎の試合の後に見ると、やはり井岡は安定感が段違い。2R以降もエグい左ボディや右ストレートを入れて主導権を握り、早くも「いつKOしてくれるか」が焦点となってくる。
 クワンタイも相討ち覚悟で打ち返すなどそこそこ粘りを見せ、4~6Rは井岡が少々手こずった感もあったが、絶対的優位は動かず。迎えた7R、ボディ連打で一気にクワンタイを追い込むと、最後は左ボディから左フックを打ち抜きクワンタイが横倒れにダウン。意識はしっかりしているが完全に戦意喪失となったクワンタイがそのまま10カウントを聞き、井岡が圧勝のKO防衛。
 なんかもう、井岡は「普通に戦えば勝てる」という自信が全身からみなぎっていて、実際普通に戦って勝っちゃったという感じ。4R以降は「井岡が盤石過ぎて何か盛り上がらない」という贅沢な不満を持ってしまった。
 年末に3階級制覇というのは急ぎ過ぎな感じもするが、実際問題これだけのKO防衛を続けられちゃうと他に目指すものがないというのも納得。まあロマゴンとの試合が結局実現しないままになっているのが唯一の積み残しなのだが。

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Commented by みゆパパ at 2013-09-13 13:39 x
なぜこれだけの実力がありながら、政治力駆使して勝てる試合を狙うのでしょうね。
やはりTBSと手を組んだのが間違いなんでしょうかね。

宮崎は井岡とはちょっと差がついちゃった感じですかね。
あれだけ有効打入れても倒せないんですから、
これでライトフライ上げてもちょっと厳しいかと。
バッティングも宮崎のスタイルだと、もらっちゃうでしょうね。
相手選手を責めることはできないと思います。

それでも井岡返上で空位の正規ベルトをかけて普通に決定戦が行われるんでしょうね。
そしてフライに上げる井岡ですが、WBAは現時点でスーパー、正規、暫定と3人のフライ級王者がいますが、どうするんでしょうね。
八重樫との再戦?
Commented by nugueira at 2013-09-14 07:08
>みゆパパ様
 宮崎はどうしても「井岡ならこの相手をKOしてるはず」という見方をされちゃうでしょうね。
 井岡はそろそろ階級・パワーの壁にぶつかり始めてもおかしくないので、そこが心配です。フライ級で八重樫と対戦したら足下すくわれかねないのでは、という気もします。
by nugueira | 2013-09-12 23:37 | ボクシング | Comments(2)