反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ベルトvsソト・カラス

 1週間遅れとなったものの、エキサイトマッチで視聴したアンドレ・ベルトvsヘスス・ソト・カラスの感想を。

 序盤から積極的に連打を放っていくソト・カラス。ベルトは右フックを効かされた後、ラウンド終盤は一方的にメッタ打ちにされてしまいいきなりの大ピンチ。しかし2Rにはベルトの右アッパーや右フックを打ち込んでソト・カラスの動きを止め、攻守が一気に入れ替わる凄い展開に。
 基本的にベルトがパンチを打ち込むタイミングをつかんでペースを握りつつあるのだが、ソト・カラスも手数が落ちないためまだまだ分からない雰囲気。そうしているうちに4Rにはベルトが再びロープ際で連打をもらい続けるピンチを迎え、本当に面白い試合になってくる。
 ベルトは5Rにダウンこそ取られなかったものの派手なスリップをし、6Rもパンチをもらい続ける苦しい展開。ただソト・カラスも消耗が激しく、パンチの勢いが弱まってきたところにベルトがジャブや左アッパーを突き刺して反撃。泥試合の様相を呈してくる。
 7Rに入るとベルトが左のジャブ、フック、アッパーを次々とヒット。手数は相変わらず劣勢だが、少し盛り返してきたか。しかし続く8Rはカラスが再び有効打の数を増やして優勢、と一進一退の攻防が続く。
 手数のカラスと鋭い一発のベルト、という展開で迎えた10R、ここまでのボディの蓄積が効いてきたのかカラスが露骨に下がり始める。そして11R序盤、左ボディを食らったカラスがうずくまるようにダウン。これで勝負ありかと思ったが、ベルトは攻め急いだか有効な追撃を入れることができず、逆にラウンド後半はカラスの反撃をもらい続けてしまう。
 迎えた最終R、前のラウンド終盤の勢いを持ち込んで攻め続けるカラス。ベルトにカウンターの左フックをドンピシャのタイミングで打ち込み、ベルトがダウン。立ち上がったものの足下がおぼつかないベルトを見てレフェリーがストップ。主導権争いが激しく入れ替わるシーソーゲームをカラスが逆転KOで制した。

 大接戦のうえに最後の2Rにダウンを奪い合っての逆転KO、と文句なしの好勝負。ただ、位置づけとしてはベルトがきれいに勝って再起をアピールするための試合だったと思うのだが・・・。試合途中から「こりゃベルトは勝っても評価が上がらないなあ」と思いながら見ていたのだが、前提の「勝っても」の部分すら成立しないという結果に。こうなると先行きは相当厳しいことになりそう。

 今日はマレスvsジョニゴン。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2013-09-09 13:09 x
ベルトの意味のないL字ブロックはなんなんですかねw
大体上半身がゴツくて柔らかくないから、全然スウェーで躱せてないのに、
なぜあのブロックに固執するんですかね。
Commented by 骨骨 at 2013-09-11 21:16 x
最近はベルトの名前を聞くと腫れ上がった顔が頭に浮かんでしまいます
Commented by nugueira at 2013-09-14 07:02
>みゆパパ様
 放送でも打撃勘の良さに比べディフェンス勘が悪い、と指摘されてましたね。特性とスタイルが合っていないのが低迷の原因なんでしょうか。

>骨骨様
 今回の試合内容からすると、この悪いイメージを払拭するのは相当厳しそうですね・・・。
by nugueira | 2013-09-09 10:55 | ボクシング | Comments(3)