反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC164の感想

 メイン以外の試合の感想を。

エリック・コク×-○ダスティン・ポワリエ(判定)
 1Rにポワリエが左フックでダウンを奪うが、追撃のパウンドに行ったところでコクが三角絞め。あわや極まるかと思われたがポワリエが脱出。攻守が目まぐるしく入れ替わるが、ラウンド終盤にポワリエの右を食らったコクが吹き飛ばされるようにダウン。ポワリエがパウンドで追い打ちをかけ、さらにダースチョークを狙うがここでラウンド終了。
 2Rもポワリエが前のラウンドの勢いを持ち込み、テイクダウンから肩固め、さらにマウント奪取と圧倒。仕留めはできないが完全に主導権を握る。3Rはコクに反撃を許し、終盤にバックからチョークを取られかけるものの何とか凌いで試合終了。2Rまでの貯金で逃げ切り、3連敗を免れた。

ベン・ロズウェル○-×ブランドン・ヴェラ(3R TKO)
 前に出続けるロズウェルに対し、ヴェラはフットワークを使って下がりながらも左ミドル、パンチを入れていく。打撃の正確性で上回るヴェラがポイントを取った印象だが、ロズウェルも一発があるのでまだまだ分からない。
 2Rも前に出るロズウェルをヴェラが捌き続ける展開になるが、1Rに比べてヴェラの手数がガクッと減ってくる。これだとさすがにロズウェルのラウンドになるか。
 勝負の3R、相変わらず前に出てこないヴェラに対し、ロズウェルは上半身を細かく左右に振るパフォーマンス。これで気合を入れ直したかのように猛然と前に出ると、パンチ連打からクリンチアッパーでヴェラを捉え、さらに膝蹴り。ヴェラが崩れ落ちるようにダウンしレフェリーストップ。ロズウェルがヘビー級らしい(?)大味決着で会場を沸かせた。
 ところでロズウェルのトランクスに「SWEET SWEAT」と書いてあったのだが、「甘い汗」?糖尿病ということ?向こうのスポーツ飲料か何かの名前なんだろうか。

チャド・メンデス○-×クレイ・グイダ(3R TKO)
 いつも通りの動きからグイダがパンチを振るうが、メンデスは距離を外してこれを当てさせない。グイダのタックルを切ると、ラウンド後半には逆にタックルを決め簡単にテイクダウン。メンデスが間合いを完全に見切っている感じで、グイダのパンチもタックルも入る気配がない。
 2Rもメンデスはグイダのタックルを切ると簡単にバックを奪い、完全に試合をコントロール。まるでグイダに稽古をつけてやっているかのような横綱相撲、ならぬ横綱レスリング。
 迎えた3R、メンデスの右を食らったグイダがダウン。メンデスはバックを取りかけた後すぐさま打撃に切り替え、ケージ際でパンチ連打。最後は右を打ち抜いてグイダをKOし、圧巻の4連続KO勝利。
 この試合については「メンデスすげえ」の一言。これまでの3連続KOは格下相手に一気呵成に決めている感じが強かったのだが、今回はグイダをレスリングで圧倒し続けて最後はきっちりパンチでフィニッシュ。アルドとの再戦実現はそう遠い話ではなさそう。

フランク・ミア×-○ジョシュ・バーネット(1R TKO)
 開始と同時に前に出て行ったジョシュがミアを首相撲に捕えると、ケージ際に押し込んでヒザ蹴り・ヒジ打ち・クリンチアッパーの雨あられ。最後はジョシュがミアの頭を押さえつけながらヒザ蹴りを入れると、ミアがヒザから崩れ落ちるようにダウンしたところでレフェリーストップ。実に11年ぶりとなるUFC復帰戦をジョシュが衝撃のKOで飾った。
 ジョシュの勝利を予想してはいたものの、スタンドのこういう試合運びで圧倒してみせたのは意外。クリンチアッパーといいヒジといい、きっちりオクタゴン仕様に仕上げてきたという感じ。ストップのタイミングが議論を呼んでいるけど、ミアのあの倒れ方は止められても文句言えないでしょう。ヴェラスケス&ドス・サントスの2トップをはじめとする上位陣にどこまで通用するかは未知数だが、ヘビー級に面白い役者が戻ってきてくれた。

 好勝負揃いのいい興業だった。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2013-09-03 09:59 x
ジョシュにはそんなに機敏なイメージないんですけど、ミアはあっさりと懐に入られてそのまま圧力受けっぱなしでしたね。
PRIDE崩壊後あまりいいキャリアを積んでる感じじゃなかったんで心配でしたが、選手層の薄いヘビーを少しは面白くしてくれそうです。

ペティスがアルドとの対戦をアピールしようとしたら、メンデスが「俺が先だ!」と怒ったとかw
次はメンデスが勝ちそうな予感がします。
そしたらペティス×メンデスも面白そうですよね。

「SWEET SWEAT」は、発汗を促すクリームですね。
アスリート御用達というよりは、ダイエット用品のように思うんですけどw
Commented by アンドレ・ホグ at 2013-09-03 23:12 x
ジョシュvsミア、審判が負けた選手から非難受けるのはそれを含めても仕事の内なので仕方ないと思います。が、最高責任者であるダナからケチつけられちゃたまりませんね。ああいう倒れ方したら勝負あり、というのは、どんな近代格闘技でも共通。もしかしたらミアの逆襲もあったかもしれませんが、あそこで迷わずに審判が止めてかかったのはその優秀さの証だったと思います。
Commented by nugueira at 2013-09-04 08:07
>みゆパパ様
 ヴェウドゥムとかにこういう戦法が通じるかといったら違うんでしょうけど、次につながるいい勝ち方でしたね。「SWEET SWEAT」は発汗クリームでしたか!ありがとうございます。

>アンドレ・ホグ様
 「あそこで止めなきゃ逆転していたかも」なんてのは言い出したらきりがないですし、レフェリーは適切な判断しましたね。
by nugueira | 2013-09-02 23:01 | UFC | Comments(3)