反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

三浦vsトンプソン

 WOWOWでWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、三浦隆司vsセルヒオ・トンプソンを視聴。

 海外での試合ということで序盤は固くなるかと思ったら、三浦は1Rからいい動きを見せる。左も伸びてるし、返しの右も前回より上手く使っている感じ。2Rには左アッパーからの連打でダウンを奪い、いきなり大きなリード。その後の追撃が大振りになってしまったのは少しもったいないか。
 トンプソンはダウンをものともせず3R以降も連打を振るっていくが、三浦は落ち着いて対処している。ただ左を狙い過ぎてしまう悪い癖が出たか、やや手数が少ない印象。圧力と一発は三浦、手数はトンプソンという展開で5Rまで終了。
 6R序盤にトンプソンの右が入り三浦はこの試合初のピンチ。しかしカウンター気味の左を叩き込むと、そこからの連打で2度目のダウンを奪取。トンプソンは立っているのがやっとという状態。
 しかしなおも粘るトンプソンは手数をだし続けると、8R序盤に右フックを叩き込み三浦をダウンさせる。しかし三浦もお返しに左を打ち込みトンプソンの腰を落とさせる。三浦が押し切るかと思いきや、大激戦の展開に。
 勝負の後半戦、9Rは手数でトンプソンが取った印象。三浦は大きい一発にこだわらずもっと手数を出していった方がいいと思うのだが。しかし10Rに入ると三浦の左が繰り返しヒットし、一気に主導権を手繰り寄せる。トンプソンはクリンチを繰り返してなんとかダウンはしないものの、終盤は立っているのがやっとの状態。
 大詰めの11R、両者ともに疲労困憊の様子。こうなると気力で押した方の勝ちか。お互い手数は出なかったものの、前に出続けた三浦がやや優勢の印象。最終12Rは三浦がまたも左を繰り返しヒット。しぶといトンプソンはフラフラの状態になってもなかなか倒れないが、三浦が押し切った状態で試合終了。
 両者計3度のダウンを奪い合い激戦は、三者それぞれ1~3ポイント差で三浦が3-0の判定勝利。敵地で堂々の防衛を成し遂げた。

 とりあえずねえ、「いやあ三浦は今回厳しいでしょう」とか試合前に思っていた人は全員謝罪しなきゃダメでしょう!はい、スイマセン!そう思ってました!深く陳謝いたします!
 それにしても初防衛戦が海外で、相手はゴールデンボーイプロモーションが推している若手のホープ。多少ボクシングを見ている人にとっては分かりやすすぎるぐらい「死亡フラグ」が立っている試合だったわけだが、そこで年間ベストバウト級の激闘を繰り広げた末の勝利。左に頼りすぎてしまう粗さも依然として見られはしたものの、今回の試合については「凄い」という以外に言葉が見つからない。

 以前内山の防衛戦の会場に三浦がいるのを見て「今の三浦は内山に統一戦要求できる立場にはないよね」などと思っていたのだが、今回の勝利で少なくとも「発言権」を得たことは間違いないのでは。内山サイドにとってもなかなかビッグマッチの流れが作れていないところだし、ここはベルト統一を賭けたリマッチの実現を期待しちゃうなあ。

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Commented by みゆパパ at 2013-08-19 09:41 x
とにかくレフェリーが酷かったこと。
そして、三浦がなんとももどかしい感じだったこと。
この2点で、最後までイライラしっぱなしでした。

適地で完勝ともいえる3-0判定ですから凄いことなんですが、
じゃあ今後内山と再戦したとして、どうなんだろうと。

でも、もしかしてマレスがジョニゴン戦クリアしたら狙いにきてくれないかなぁ、なんて密かに期待したりして。
Commented by なちょ at 2013-08-20 03:29 x
いきなりツッコミからですが、トンプソンはゴールデン・ボーイ所属では無いはず、地元カンクウでは期待されていたようですが、メキシコ国内レベルでは特に期待されていた選手ではありません。デマルコに負けたリナレスの復帰戦に一階級下からカマセ犬で選ばれる程度の扱いの選手です。リナレスはゴールデン・ボーイ所属でローチがトレーナーにつくなどかなり期待されていたんですがデマルコでコケ、さらにカマセのトンプソンに敗れたことでゴールデン・ボーイから見放されちゃいました。三浦との試合観て思ったけど、リナレスは絶対負けちゃいけない相手に負けちゃいましたね。

はっきりいって内山とはレベルが違うと思います、なのでvs三浦はあまり見たくないし、内山はビックマッチにつながるようなアメリカへアピールできるような相手とやってほしい。内山は年2試合ペースだし年齢的にピークがいつ終わってもおかしくないので、手遅れになる前に本気でビックマッチを目指してほしいです。

しかしレフェリーは酷かったですね、メキシコは荒川の時もおかしなレフェリーだったし、あんなの日常茶飯事なのだと思います。
そういう意味では三浦はよくあの状況で勝ちを掴みましたね。
Commented by みゆパパ at 2013-08-20 12:00 x
会場のモニターもゴールデンボーイのロゴ一色でしたし、
試合前にトンプソン側にいた関係者の数もすんごかったですし、
僕も普通にゴールデンボーイ所属だと思ってました。

向こうの人が好む激しい打ち合いしたんで、デラさんの目にもとまってるんじゃないですかね。
マレス狙いにきてくれないかなー
Commented by なちょ at 2013-08-22 22:36 x
調べてみましたがゴールデン・ボーイ所属ってのは見当たりませんね。

まずゴールデン・ボーイの所属選手一覧に記載がない。
http://www.goldenboypromotions.com/fighters/

BoxRecのプロフィールでプロモーター欄はカンクウの地元プロモーターのPepe Gomezとなっている。
http://boxrec.com/media/index.php?title=Human:346973

当日の興行情報のプロモーター欄にもゴールデン・ボーイの記載がない。
http://boxrec.com/show_display.php?show_id=674321


ゆみパパさんが仰っているモニターにゴールデン・ボーイのロゴがあったというのは気付かなかったのでWOWOWの再放送で確認してみたいと思います、ただ関係者が多かったのは単にトンプソンの地元だからでしょう、それともゴールデン・ボーイの関係者が多数いたということでしょうか?


http://www.toprank.com/fighters
ちなみにこちらがゴールデン・ボーイの対抗プロモーションのトップランクの所属選手一覧になります。
現状トップランクとゴールデンボーイの選手が交わることはないので参考になると思います。
村田はまだ載っていません。
Commented by なちょ at 2013-08-22 22:37 x
トップランクのマイキーガルシアがWBOを取りに行くので、必然的に残りはWBA、WBC、IBFとなる、なのでマレスがWBC狙いにくる可能性はありえると思います、その時に帝拳が勝負に出て受けるかですね、でも三浦では99%勝て無いと思いますが。あとIBFのメンデスが内山に統一戦を申し込んだのだけど断られたことが海外では報じられています。
Commented by nugueira at 2013-08-23 23:49
>みゆパパ様、なちょ様
 色々と情報いただき、ありがとうございます。三浦の評価、思ったほど上がらないですねえ。さすがに内山に勝てるとは思いませんが、今回の結果は素直に凄いと思わされました。
Commented by なちょ at 2013-09-03 22:40 x
再放送のエキサイトマッチ見なおしたら、ロープを束ねる道具の所などにゴールデン・ボーイプロモーションズのマークがありました。それでもう少し調べてみたところ、この試合をアメリカで放送したフォックススポーツネットワークというローカルケーブル局と契約しているのがゴールデン・ボーイプロモーションズみたいなのでその関係であちこちにロゴがあったのだと思います。

あの無茶苦茶アウェイな状況で勝ったのは凄いと思いますが、ぶっちゃけレベルの低い試合と感じたんですよ。だから自分は三浦の評価はあまり上がりませんでした。このまま海外防衛路線を続けてビックマッチ狙ってほしいかな、三浦にはそこを期待します。
Commented by nugueira at 2013-09-04 08:10
>なちょ様
 なるほど。三浦は内山に追いつくにはまだまだ結果を出さないといけなさそうですね・・・。
by nugueira | 2013-08-18 23:54 | ボクシング | Comments(8)