反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

スティーグリッツvs清田

 エキサイトマッチを録画視聴。まずはWBCスーパーミドル級王座決定戦、サキオ・ビカvsマルコ・アントニオ・ペリバン。
 1Rから前に出ていくのはビカ。ラウンド終盤にペリバンの右カウンターが入る場面はあったが、主導権はペリバンか。2R以降もゴツゴツした打ち合いの展開。ビカはブン回すようなパンチが主体でペリバンのパンチをもらう場面も多いのだが、構わず前に出続ける。頑丈さだけで戦っているようなビカだが打ち合いの展開ではこの持ち味が活きるようで、4Rには繰り返し右のパンチを入れ構成。ややビカ優位な印象で前半が終了。
 しかし7Rあたりからペリバンがフットワークを使い出すようになり、空振りの多いビカに対して着実に有効打を入れる。少し流れが変わってきたか。この後も8Rにビカが得意のブン回しパンチをヒットさせて流れを引き戻せば、9Rにはペリバンが足を止めての打ち合いで取り返す…と一進一退の攻防に。迎えた最終ラウンド、序盤にペリバンのパンチをもらったビカが遂に下がりだすものの、何とか踏みとどまって逆にパンチを入れ返す。最後は両者フラフラになりながら殴りあう壮絶な展開で試合終了。
 基本的に前半はビカ、後半はペリバンという流れだったが、最終ラウンドの踏ん張りが効いたか判定は2-0でビカ。正直技術的な見所は少なかったが、終盤の根性比べの殴り合いは楽しませてもらった。

 続いてWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ、ロバート・スティーグリッツvs清田祐三。
 序盤は比較的静かな立ち上がりからスタート。清田も時折いいパンチは入るのだがスティーグリッツはきちんと足を使った丁寧な組み立てで主導権を握る。4R終盤にはスティーグリッツの右が入り清田が腰を落とす。スティーグリッツは攻めどころを見逃さず、ここで猛然とラッシュ。清田はゴングに救われるが、試合はここから一気にスティーグリッツのペースへ。連打は入れるが無理に追いにいかずクリンチする戦法で清田に自分のボクシングをさせず、逆にこれに焦れた清田がラフプレーを見せレフェリーに注意・減点を食らってしまう悪循環に。
 8Rから清田の出血がひどくなり、遂に10Rにストップ。負傷判定によりスティーグリッツが完勝(試合後、負傷TKOに変更。)。
 スーパーミドル級ということで敗因を体格に求めてしまいたくなるが、どちらかというとスティーグリッツの技術と老獪さ、そしてアウェイの環境に敗れたという印象。清田の動き自体は悪くなかったと思うのだが、自分のボクシングを全くやらせてもらえなかった。レフェリングも相当王者びいきだった感じがするが、これはもう織り込まなければいけない話で、今さら文句を言っても仕方ないか。やはり日本人にとっては鬼門となる海外でのタイトルマッチ。明日は三浦がメキシコで大一番を迎えるが、さてどうなるか。
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by nugueira | 2013-08-17 18:25 | ボクシング | Comments(0)