反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

荒川vsフィゲロア

 エキサイトマッチの感想を。

 まずWBA世界ライト級暫定王座決定戦、ユリオルキス・ガンボアvsダルレイス・ペレス。
 1Rは両者慎重な立ち上がり・・・と思った残り10秒、ガンボアのワンツーが入りペレスがダウン。これでリズムに乗ったか、2Rはガンボアの手数が増え積極的に出始める。
 ダイジェスト放送のためこの後いきなり10R。ペレスは前に出るがガンボアを追い切れず、一方のガンボアも手数が出ない感じ。11Rにはペレスのパンチをもらったガンボアが足を滑らせるように倒れるが、レフェリーはスリップと判断。12Rもガンボアが徹底してアウトボクシングを展開し、前半の貯金(見てないけど)を活かして逃げ切り判定勝利で3階級制覇を達成。後半の消極的な場面を中心に見せられたせいもあり、正直イマイチな内容。内山との対戦を避けてこの試合かね。

 続いてライト級10回戦、粟生隆寛vsハーディ・パレデス。1Rから粟生の左ボディがヒット。2Rに入るとパレデスが前に出てくるが、粟生はカウンターのボディをヒットさせると、右フックでダウンを奪う。最後はパレデスの打ち終わりにカウンターの左一撃。バレデスは大の字にダウンする満点のKO劇。
 粟生はしっかり手数を出して勝ちきる、という復帰戦に求められる課題をきっちりクリアした形。ライト級となると日本人には相当敷居の高い階級になってくるが、三度目の世界獲りへまずはファーストステップをクリア。

 最後にWBC世界ライト級暫定王座決定戦、荒川仁人vsオマール・フィゲロア。
 前評判通り1Rから積極的に打って出るフィゲロア。左ボディ、フック、アッパーを次々と打ち込んでいく。2Rになると荒川が前に出て細かい連打を入れていくが、攻め終わりにフィゲロアの右から反撃を食らい、ダウンを喫してしまう。
 3R以降も荒川がフィゲロアをロープに詰めて細かいパンチを入れていく、という展開は共通するのだが、手数が止まったところでフィゲロアが必ず逆襲に転じてくるため明確なポイントにつなげることができない。中盤に入るとフィゲロアがボディを嫌がるそぶりを見せるものの、6Rにはフィゲロアがカウンター気味の右から連打。荒川は手痛い2度目のダウンを喫してしまう。
 フィゲロアのパンチで目が腫れ上がり視界が悪くなっている荒川。後半に入っても攻め終わりにフィゲロアの反撃を食らう劣勢な展開が続くが、それでも前に出続ける。フィゲロアもさすがに消耗が激しく、最後の2Rはなんとか荒川が取ったか・・・という印象で試合終了。
 2度のダウンを含め荒川の劣勢は覆しようがなく、大差の判定でフィゲロアが勝利。荒川の視点から見ると点差以上の差はなかったと思うが、厳しく言えば「それほど差がない状況できっちりポイントを取るボクシング」を相手にさせてしまったのが痛かったか。とはいえ荒川は海外での王座挑戦、相手はゴールデンプロモーションが推している若手のホープ、という厳しい条件の中でよく頑張ったという印象。いい試合を見させてもらいました。
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by nugueira | 2013-07-31 23:43 | ボクシング | Comments(0)