菊野vs中尾
2013年 06月 24日
菊野克紀○-×中尾受太郎(1R TKO)
両手を下げた独特の構えの菊野は三日月蹴りと鋭い踏み込みからのパンチ連打。菊野がジリジリと圧力をかけていく展開の中、中尾が踏み込んだところに左フック一撃。崩れ落ちた中尾に踏みつけ(ルール上OKなのね)を入れたところで勝負あり。わずか67秒で菊野がKO勝利。
色々と議論をよんだ伊藤戦をカウントするかという問題はあれど、これで菊野は3試合連続で事実上の一撃KO。対戦相手のレベルも勘案する必要があるし、このスタイルが北米にも通用するはず!かというとおそらく違う。とはいえこれはもう、ガラパゴス化とかそういう言葉に収まらない「一つの進化形」になっちゃってるなあ。前にも書いたとおり菊野は北米進出やDEEPタイトルといった分かりやすい目標設定が見えてこない微妙な状況ではあるのだが、それはそれとして次の試合も必ず見たい、と思わせる存在になっていることは確か。
グラップリングを強化すればリョートみたいに…いや、歳か。
ヌゲイラさんが仰ってるとおり、近代MMAで通用するかというと疑問ですが、まさに面白いと思わせてくれる貴重な存在ですよね。
DEEPは、こういう路線で選手を発掘してくるのもいいかもしれませんね。
そのグラップリング強化ができるかどうか・・・。下手にその辺のスキルを覚えると今の長所が発揮できなくなりそうな気もします。
>みゆパパ様
ある意味、非北米のローカルプロモーションが生き残っていく方策の一つかなあ・・・などとも思いました。こういう選手は探してみつかるものでもないんでしょうけど。