反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC161の感想

 WOWOWで見たメイン5試合の感想を。結論としてはカード編成の薄さを試合内容で挽回、とはいかず。それでもメインは見応え十分だったけど。

パット・バリー×-○ショーン・ジョーダン(1R TKO)
 スタンドで探るような打撃の攻防が続いた後、ジョーダンが左ストレートから返しの右アッパーをヒット!グラついたバリーを左右の連打で下がらせると、最後はケージ際で倒れ込んだバリーを押さえつけながらパウンドの連打で秒殺決着。なんとなくかつてのカーウィンを思い起こさせる勝ち方。こういうタイプの選手は変に小技を覚えない方がいいんだよな。

アレクシス・デイビス○-×ロージー・セクストン(判定)
 のっけから女子らしからぬ(?)バチバチの打ち合い。デイビスが下から三角を仕掛けるものの入りが甘く、セクストンがパウンドを落とし続けて1Rが終了。
 2Rもセクストンが一度は上を取るものの、デイビスがスイープに成功すると、ラウンド終盤はバックマウントからパウンドの連打。正直ここで止めておいてもよかったような気が。
 3Rもグラウンドで互いに上を奪い合う展開となったが、2R以降は主導権を握っていたデイビスが判定勝利。女子の試合を見るのは2月のタイトルマッチ以来だけど、この試合を見る限り女子のレベルはまだまだな感じ。逆に今後一気に跳ね上がる可能性もあるんだろうけど。

ライアン・ジモ○-×イゴール・ポクラヤッツ(判定)
 空手出身のジモは独特のリズムの動きからパンチを繰り出していく。ポクラヤッツが組み付いてきても身体を入れ替えて逆に金網に押し込んでいき、試合のペースを握っている感じ。
 2R序盤にジモの右フックがヒットしポクラヤッツがダウン!ジモはパウンドに行くもののここから先が攻め切れず、逆にポクラヤッツの下からの蹴り上げを食らう場面も。
 しかしパウンドで相当削られたポクラヤッツに試合をひっくり返す余力はなく、3Rもギロチンを取られかけた場面はあったもののジモのペースで試合終了。地元での試合を無事判定勝利で飾った。ジモは不用意に一発をもらう場面が目立っていたし、この試合を見る限りあまり上まで行く見込みはなさそう。

ロイ・ネルソン×-○スティペ・ミオシッチ(判定)
 いつも通りの突進して右オーバーフック、という必勝パターンを狙うネルソンだが、ミオシッチはガードを高く上げつつフットワークで上手くネルソンの間合いを外し続けると、逆にネルソンの打ち終わりを狙ってパンチを返していく。1R終盤にはワンツーを食らってネルソンの動きが止まったところにラッシュを仕掛け、完全にペースを握り始める。
 ネルソンも持ち前の打たれ強さは発揮し、普通ならKOになっているような場面を耐え抜くものの、逆転の一発は最後まで入らず。いつも「どうしてこれが当たっちゃうの?」と思わせる右フックは最後まで不発のまま試合終了。ミオシッチが金星を挙げた。
 ネルソンはヴェウドゥムやサントスに負けた時も「打撃スキルで上回る相手に得意のパンチを封じられてしまう」という負け方だったから、ミオシッチが上手くその展開に持ち込んだというところか。しかしカード編成テコ入れのために投入したネルソンが判定負け。王座挑戦が遠のいたネルソンにとっても痛いが、団体側にとっても痛い。

ラシャド・エヴァンス○-×ダン・ヘンダーソン(判定)
 互いにパンチのタイミングを伺いながらスタンドで対峙する、緊迫感のある展開。クリンチアッパーや右の一発を狙うダンヘンに対し、エヴァンスは細かいタックルなども織り交ぜつつ試合を組み立てていく。どちらかというとエヴァンスの方が自分のペースで戦っているか・・・と思った1R終盤、ダンヘンの左がタイミングよくヒットしエヴァンスがダウン!追撃にいったダンヘンはこれ以上の有効打は入れられなかったが、このラウンドは取ったか。
 2Rはエヴァンスがタックルでテイクダウンを狙いつつ、離れ際に細かい打撃を入れていく。ダンヘンは体幹が強く、エヴァンスが組み付いてもなかなかテイクダウンを取らせずラウンドが終了。手数ではエヴァンス、時折入れる有効打の印象ではダンヘン、という感じ。
 迎えた最終R、いきなりエヴァンスの右がヒットしダンヘンがグラつく!ダンヘンはすぐさま立て直すもののダメージ以上にスタミナ切れが深刻なようで、これ以降はポイントを取り返すような目立った攻撃を入れられず試合終了。
 1Rがダンヘン、3Rがエヴァンスで2Rがどうなるか・・・という内容だったが、判定はスプリットでエヴァンス。3連敗を回避し上位戦線になんとか踏みとどまった。
 敗れたダンヘンだが、42歳にしてこれほどのヒリヒリできる名勝負を見せてくれることがつくづく立派。インタビューの最後に行った「父の日、おめでとう」の台詞も含めて、本当に画になる試合だった。
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Commented by みゆパパ at 2013-06-18 11:02 x
どうにもこうにも、今回の興業では一切熱くなれませんでした・・・

メインも1Rで仕留められなかった時点で、ダンヘンのスタミナが切れることが確定してましたからね。
逆にきっちり決めることができなかったエヴァンスが腹立たしいです。
あれじゃ、タイトル戦線への再浮上なんて望めないですね。

話は変わりますが、UFCちょっと興行数落としたほうがよくないですかね。来月以降の大会でもメインはタイトルマッチ含めそれなりに揃えてますが、それ以外がなんともうすーくなってるような気がして。
Commented by nugueira at 2013-06-20 23:12
>みゆパパ様
 エヴァンスもスタミナに難があるのでダンヘンの勝ち目はそれなりにあるんじゃないかと期待していたんですが、残念でした。
 大会数の増加に伴ってカード編成が薄くなってるのは確かでしょうね。ただダナはどこまで本気かはともかく「最終的には毎週大会を開催したい」と言っていましたし、現状は大会数を増やせば増やすだけビジネスになる状態なんでしょうね。
by nugueira | 2013-06-16 23:12 | UFC | Comments(2)