反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

チャベス&ハメド

 エキサイトマッチ名勝負選の残り2試合を。

 まずは1993年のフリオ・セサール・チャベスvsグレグ・ホーゲン。メキシコで世界戦の歴代最多記録となる13万人の観客を動員した一戦。2002年のDynamite!!ですら水増しして9万人なのに、凄すぎてピンとこない。
 試合の方は1Rからチャベスの猛打が爆発。いきなりワンツーをヒットさせたあと右でダウンを奪うと、さらにエグい左ボディーを次々と叩き込んでいく。ホーゲンも打たれ強さを見せて粘るもののチャベスの勢いは止まらず、4Rあたりから相当削られてきた感じ。
 そして迎えた5R、チャベスが左ボディーから対角線の右クロスを打ち込み、ホーゲンたまらず2度目のダウン。何とか立ち上がるものの、チャベスが追撃の連打を打ち込んだところでレフェリーがストップ。
 自分がチャベスを初めてみたのは確かテレ東で中継していたタイソンvsスピンクスの前座で、「階級が軽いと世界戦でも前座になっちゃうのか」と子供心に生々しい感想を抱いた覚えがある。しかしこうして見ると、チャベスって本当に面白い試合するよね。親父はこれだけ素晴らしいボクサーなのに、なんでまた息子は体格にものを言わすパワーファイターになっちまったのか。

 続いて1997年のナジーム・ハメドvsケビン・ケリー。ハメドの試合映像を見るのは実は今回が初めて。
 独特のスタイルで攻め込むハメドだが、1Rにケリーをコーナーへ詰めて攻め込んだところで、バックスウェーで上体が伸びきったところにパンチを食らってしまいいきなりのダウン。
 2Rも開始早々にケリーの左右のフックがハメドを捉え、ハメドはもんどりうつようにダウン。しかしハメドはここから反撃に転じると、飛び込み様の右をヒットさせてダウンを奪い返すもの凄い展開に。
 3Rはダウンこそないもののハメドはケリーの右をもらう場面が目立ち、やや苦しい展開。しかし4Rにハメドが左でダウンを奪い、一発で試合の流れをひっくり返す。この後に打ち合いでハメドがマットに手を着いてしまいダウンの判定を受けるものの、最後はケリーの打ち終わりにまたもハメドの左がヒット。ケリーは起き上がることができず、ハメドが大乱戦を制した。
 ハメド・スタイルの選手って今後再び出てくる可能性はないのかね?とも思ったのだが、あのスタイルをこなす身体能力云々の問題以上に、ここまでクセの強い戦い方は研究されてしまうリスクが大きそう。やっぱりハメド・スタイルはボクシング史の仇花なのだろうか。

 名勝負選その1を録画し忘れた。再放送ないかな。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2013-05-21 10:53 x
まずはジムで矯正されちゃうでしょうから、あんな滅茶苦茶なフリースタイルの選手は出てきにくいでしょうね。
大体あの大勢でパンチ撃って、何故相手倒れるみたいな。

この選手の存在を知らないまま「はじめの一歩」で鷹村×ホーク(だったかな?)で、こんなんありえないじゃん、って笑ってて、のちにハメドの試合動画を観たときはビックリしましたねぇ。
Commented by nugueira at 2013-05-25 15:36
>みゆパパ様
 ブライアン・ホークはハメドがモデルですよね。さすがにミドル級であのスタイルは無理ありすぎだとは思いますが。
by nugueira | 2013-05-18 23:29 | ボクシング | Comments(2)