反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFCジャパン観戦記④

五味隆典×-○ディエゴ・サンチェス(判定)
 五味はPRIDE時代のテーマ曲で入場。いやー、やっぱりテンション上がるわ。
 1R、スタンドでは五味がやや優勢。サンチェスにテイクダウンを取られる場面はあったがすぐに立ち上がり、悪くない動きで1R終了。
 2R以降もスタンドの攻防中心の展開。両者目立った有効打はないものの五味がパンチでやや押し気味の印象。五味はサンチェスのタックルを切ってテイクダウンを許していないのもいい。3Rも同様の展開となり、思ったほどバチバチの試合にはならなかったものの五味はこれで3連勝か・・・と思ったら判定はスプリットでサンチェス。場内大ブーイング。
 1Rはサンチェスのテイクダウンを評価して、2R以降も両者決定打はなかったから票が割れた・・・と考えれば数字上は成立しなくもない判定結果。とはいえ五味がここ数年で一番のパフォーマンスを見せたのは確かなだけに、ジャッジは空気読んでくれよ、というのが素直な感想。UFCの疑惑判定は一定の確率で遭遇する事故のようなものだが、何でまたこの大会のこの試合で出てきちゃうかなあ・・・。

マーク・ハント○-×ステファン・ストルーブ(3R KO)
 1R、ストルーブが引き込んでグラウンドに持ち込む得意の展開から、スイープしてマウント、さらに三角狙いとグラウンドで圧倒。しかしハントも粘り、一本は取らせず1R終了。やはりあの体型はサブミッションが極まりにくいのか。
 2Rに入るとハントの左フックが当たり、ストルーブがグラつく。ストルーブは身長で上回っている割にスタンドで全く安定感が感じられない。ハントが組み付いてから投げ飛ばすようにテイクダウンを奪うが、ストルーブは下から足関節狙い。この後はハントがサイド→ストルーブがスイープしてマウント→ストルーブが腕十字に失敗、再びハントが上に、という昨今のUFCには珍しく上下がめまぐるしく入れ替わるコミカルな展開に。
 しかしまあこのまま終わればストルーブの勝ちかなあ・・・と思われた3R、ハントがまたもスタンドで攻勢。左フックを打ち込んでストルーブを下がらせると、最後は左右のフックをクリーンヒット。ストルーブは仰向けにバタンと倒れたまま起き上がれず、ハントが衝撃の逆転KO勝利で4連勝。
 いやあ、ここまで分かりやすいシーソーゲームは久しぶりに見た。身も蓋もない言い方をすれば大味な試合展開だったが、ストルーブの寝技を凌いで最後の逆転につなげちゃう辺り、やっぱりハントはMMA選手として強くなってるわ。これ以上やってボロが出ないうちにハントをさっさとタイトルマッチに挑戦させちゃおうよ、という気分にすらなってきた。

 残すはメインのみ!人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by tarou at 2013-03-08 08:44 x
五味調子よさそうだったんですけどね~残念すぎる! 右拳を折ってなかったらもっと前に出れたのかと思うと悔やまれます…ただ、パフォーマンスが向上したのは期待できますね!
ハントの試合は大興奮でしたが、試合後のシュトルーフの顎の骨折っぷりを見ると、やっぱりヘビー級のパンチの威力は人が死んじゃうレベルなんだな…と感じました!
Commented by nugueira at 2013-03-08 23:15
>tarou様
 インタビューの内容からすると五味は次の試合まで間隔が空きそうですね。今回の結果で糸が切れてしまわなければいいんですが。
 ハントの試合はやや大味でしたが、ヘビー級の醍醐味を久々に生で堪能した気がします。
by nugueira | 2013-03-07 23:21 | UFC | Comments(2)