反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

コット凋落

 エキサイトマッチを視聴。まずはWBC暫定世界ウェルター級タイトルマッチ、ロバート・ゲレロvsアンドレ・ベルト。
 1R、いきなり接近戦からのパンチでベルトがダウン。ゲレロがクリンチの状態から連打しているようにも見えたのでこれOKなのか?という気もしたが、2Rも再びクリンチ気味の体制からのパンチでベルトがダウン。左を簡単にもらい過ぎていて早くも「こりゃダメだな」というムードになるものの、4Rあたりからベルトが持ち直し、右を繰り返しクリーンヒット。中盤戦は身体を密着させて両者ショートの連打を応酬する我慢比べの展開になってくる。
 とはいえベルトが形勢逆転するほどのチャンスは訪れず、試合は終盤戦へ。ベルトとしてはスペースを空けて戦いたいが、ゲレロは密着してのインファイトの展開を続け、最終ラウンドもベルトを下がらせて試合終了。ジャッジは三者とも6ポイント差をつけ、ゲレロが文句なしの判定で防衛に成功。ベルトは序盤の2度のダウンが痛すぎた。

 続いてWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、オースティン・トラウトvsミゲール・コット。
 序盤から前に出ていくコットだが、1Rにトラウトのパンチで一瞬グラつく場面も。一発の威力はトラウトの方が上か。
 トラウトは非常にきれいなアウトボクシングを展開し、コットとしては懐に飛び込んでガチャガチャした試合に持ち込みたいところ。実際に4Rあたりからコットが徐々にインファイトのタイミングをつかみ始め、トラウトにペースを握らせなくなってくる。
 しかし6・7Rあたりからコットは前に出るものの手数の少なさが目立つようになり、8Rからはトラウトが下がりながらも手数で攻勢を印象づける。コットはクリーンヒットは許さないものの有効打を奪えず、後半はトラウトが狙い通りのアウトボクシングを展開する形に。
 結局コットは最後まで流れを引き寄せられず、6ポイント差2名、10ポイント差1名の大差の判定でトラウトが防衛に成功。
 自分が中量級のボクシングを真面目に見始めた時期はメイウェザーを筆頭にコット、マルガリート、モズリー、クロッティといった面々が鎬を削っていて、そこにパッキャオが攻め込んでいくという構図だったのだが、マルガリートやモズリーが引退し、パッキャオも下り坂。そしてコットも今回こういう精彩を欠く負けを喫したわけで、改めて時代の移り変わりを感じさせられる結果に。こういう感慨に浸れるのもコツコツ見続けてきた成果ではあるんだけど、どうにも切ないなあ。
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by nugueira | 2013-01-26 23:41 | ボクシング | Comments(0)