反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC on FOXの感想

 WOWOWで見た感想を。放送順とは異なりますが実際の試合潤に。

ライアン・ベイダー○-×ウラジミール・マティシェンコ(1R ギロチンチョーク)
 前に出ていったベイダーが左フックを入れてマティシェンコをダウンさせると、そのままギロチンで締め上げて秒殺一本。一時期KOを連発していたマティシェンコだが、さすがに最近は厳しい試合が続いている。

クレイ・グイダ○-×日沖発(判定)
 ライト級から落としてきたグイダだが、上背では日沖の方が上回っている。1Rは日沖が前に出てくるグイダに落ち着いて対処し、スタンドの攻防では優勢。ラウンド後半にテイクダウンを許してしまうが、このラウンドは取ったか。
 2Rはグイダが日沖の打撃をものともせず距離を詰めると、抱え上げるようにしながらテイクダウン。日沖は下から三角やアームロックを狙っていくもののグイダに凌がれ、下になったまま時間を費やしてしまう。
 3Rも同様の展開が続き、グイダが上のポジションをキープする時間がラウンドの大半を占める。むしろスタンドで戦った方が分が良かった印象すらある日沖だが劣勢を打開できずスプリットの判定負け。痛い連敗を喫してしまった。
 判定については惜しいと見る向きもあるだろうけど、下からの仕掛けがUFCで評価されないのは分かり切っている話なわけで、この展開に付き合ってしまった時点で日沖の負けは仕方がないところ。「きれいな試合」に固執せずに局面を変えていく能力がUFCで勝つためには必要だし、日沖にはそれができると思うのだが…。

エリック・コク×-○リカルド・ラマス(2R TKO)
 1Rは両者ある程度の手数は出すもののお互いクリーンヒットはなし。クリーンテイクダウンは奪えなかったがタックルで押し込む場面の多かったラマスのラウンドか。
 スタンドの打撃ではややコクのペースか、という雰囲気で試合が進むが、2Rにラマスがスリップしたところへコクが突っ込んでいくと、ラマスが逆にテイクダウンに成功。そのままガードポジション越しにヒジを打ち込んでコクを出血させると、なおもヒジ打ちを連打したところでレフェリーストップ。ワンチャンスをものにしたラマスが一度はタイトルコンテンダーにもなったコクを連打。いよいよ挑戦権が視界に入ってきたか。

アンソニー・ペティス○-×ドナルド・セラーニ(1R KO)
 開始直後に息子(2歳)がウンコをしたため、慌ててオムツを交換。一息ついてテレビを見たら、ペティスの左ミドルがセラーニの脇腹にクリーンヒットしセラーニが悶絶するようにダウン。いや凄い試合だった。後でもう1回見返します。
 ペティスはこれでタイトルマッチ挑戦権が確定。ベンヘン・メレンデスどちらが相手でも楽な試合にはならないが、KOを連発しているここ2試合の勢いからすると非常に楽しみ。

クイントン“ランペイジ”ジャクソン×-○グローヴァー・テイシェイラ(判定)
 序盤からパンチ中心の攻防となるが、テイシェイラがテイクダウンも織り交ぜた攻めでペースをつかむと、1R終盤には右フックを入れてランペイジをダウンさせる。無理に仕留めにいかずKOは逃したテイシェイラだが、2R以降もスタンドの圧力・手数で着実に主導権を握っていく。一方のランペイジはブランクもあってか2R以降消耗が激しく、見せ場を作れないまま判定で完敗。
 テイシェイラは詰めの甘さや粗さもそれなりに見てとれたと思うのだが、それ以上にランペイジの衰えが目立った試合。ズッファとのいざこざも試合のパフォーマンスに影響していた可能性はあるけど、オクタゴンでの最後の試合としては余りに寂しい出来だった。こうしてまた一人、PRIDEを彩ってきた選手が表舞台を去っていく。

デメトリウス・ジョンソン○-×ジョン・ドッドソン(判定)
 ジョンソンを見た4歳の娘が「これ子供?」と一言。コラコラ。
 1Rはドッドソンの左でジョンソンがスリップ気味のフラッシュダウンをする場面もあったが、圧力をかけ続けてテイクダウンを狙っていったのはジョンソン。微妙だがジョンソンのラウンドか。
 しかし2Rに入るとドッドソンの左フックでジョンソンが2度にわたりフラッシュダウン。ラウンド後半にはジョンソンが再び前に出るようになり盛り返すが、ジョンソンは一気に大ピンチ。
 しかし依然として運動量が落ちる気配のないジョンソンは、3Rも前に出続けると遂にテイクダウンに成功。逆に4Rに入ったあたりからドッドソンは動きがガクッと落ち始め、ジョンソンが首相撲の体勢から顔面・ボディにヒザ蹴りの嵐。試合の流れが一気にジョンソンへ傾く。
 最終5Rもジョンソンが金網際のアッパー・ヒザでドッドソンを圧倒。終盤はドッドソンは防戦一方の状態となり、判定は三者ともジョンソン。序盤の劣勢を跳ね返し防衛に成功。
 ジョンソンは2Rで一気に試合の流れを持っていかれておかしくない状況だったのに、無尽蔵のスタミナでそこから盛り返したのが流石。5Rマッチの経験の差も影響したか。それにしてもフライ級は日本人にとって最もチャンスがある階級のはずなのに、早くも入り込む隙間すら見つからなくなりつつあるな・・・。

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Commented by gsp at 2013-01-27 23:30 x
日沖は残念でしたね。
やっぱりこうして考えると岡見はやっぱり日本のMMA史上最高のファイターですね。

自分は実はランペイジの全盛期を知らないのリアルタイムで見ていたわけでなく、知らないのですが、それでも見ていてなんだか切ない気持ちでした。
それにこの試合自体が「テイシェイラ強えー!!」というものではなかったのでなおさらです。
テイシェイラもやっぱり中堅のままトップファイターの仲間入りを果たすのは難しいと思いました。
ライトヘビーはもはやトップクラスと中堅クラスの境目がエヴァンスとリョートによって訳のわからないことになっていますが。

ぺティスは個人的に大好きなファイターの一人なので、ベンヘンでもメレでも勝ってチャンピオンになってくれると信じています。
そもそも、実績的にメレより先にペティスが先にタイトルマッチに挑むべきと考えています。
まぁそこはビジネスのこととかが絡んで来るのでしょうが…

長々と失礼しました。
Commented by nugueira at 2013-01-29 22:40
>gsp様
 軽量級もほぼ総崩れの中、岡見がミドル級であの戦績をキープしているのは驚異的ですね。
 ペティスはもともと最後のWEC王者としてタイトルに挑戦する予定だったはずで、えらい回り道を強いられましたがその分熱戦を期待したいです。最後のWECで対戦したベンヘンとのリマッチになる可能性があるのは何とも皮肉な話ですが。
by nugueira | 2013-01-27 22:52 | UFC | Comments(2)