反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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井岡&宮崎

 大晦日のTBSダブル世界戦を録画で見た感想を。

 まずはWBA世界ミニマム級王座決定戦、宮崎亮vsポンサワン・ポープラムック。「元不良がボクシングで更生」という宮崎だが、序盤から左のダブルを効果的に使い、相手のパンチもよく見て対応、と経歴に似合わぬきれいなボクシングを披露。3R辺りからパンチの精度で上回るようになる。
 対するポンサワンはガンガン前に出続けるボクシングを展開し、4Rには逆襲に転じる。ゴリゴリした打ち合いでは分が悪い宮崎だが、6R辺りから相手の距離を外して左を入れるタイミングをつかむようになり、打ち合いの中でも間合いをコントロールしていく。手数の少なさが気になる場面もあったものの、11R以降は遂にポンサワンが下がり始め、宮崎が攻勢を印象づけて試合終了。スプリット判定で宮崎が勝利し戴冠に成功。
 全体に打ち合う場面が多かったので判定が割れたのは仕方ないところ。宮崎は相手の圧力に飲まれず、終始落ち着いて戦っていたのがよかった。この調子で試合を重ねていけばいい王者になってくれそう。

 続いてWBA世界ライトフライ級王者決定戦、井岡一翔vsホセ・ロドリゲス。1Rにいきなり井岡が左ボディーでダウンを奪い、早くもペースを掌握。2R以降はやや様子見の感もあったものの落ち着き払った試合運びを見せ、5Rから一気にエンジン全開。面白いようにパンチを入れ続けると、6Rには相手のガードの間をすり抜けてワンツーをヒットさせ2度目のダウン。何とか立ち上がった相手をラッシュで沈め、文句なしの圧勝劇で2階級制覇を達成。
 何かもう井岡が強すぎて、何で勝ったのかすらよく分からないまま終わっちゃった感じ。2R以降の様子見は昨年同様の早期決着を恐れたTBSサイドが因果を含んでいたのでは、という疑念すら浮かんでしまう。
 次戦は果たして噂されるローマン・ゴンザレスとの対戦が実現するのか。正直ロマゴン相手ではさすがに分が悪いので、回避しておいた方が無難な気もするのだが。
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by nugueira | 2013-01-03 23:20 | ボクシング | Comments(0)