反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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パッキャオ散る。伝説の壮絶な終焉。

 WOWOWでマニー・パッキャオvsファン・マヌエル・マルケスを観戦。まずは試合経過から。

 序盤はパッキャオが圧力をかけていくお馴染みの展開からスタート。2Rにパッキャオの左が浅く入る場面はあったものの、マルケスのカウンターを警戒してか簡単には踏み込むことができない。1・2Rともポイントはパッキャオが取ったはずだが、パッキャオにとっては決して安心できない展開。
 迎えた3R、引き続き積極的に出ていくパッキャオだが、やや離れた間合いからマルケスの右フックがヒット!テンプルを打ち抜かれたパッキャオはダウンを喫し、一気に劣勢に回る。
 インターバル明けもダメージの残る様子のパッキャオだが、マルケスも勝負を急ぐ様子はなくこれまでと同様じっくりと攻めていく。4Rは微妙な内容だがマルケス優勢という印象で迎えた5R、今度はパッキャオの左がカウンター気味にヒットしマルケスがダウン!再開後もパッキャオはロープ際に詰めて連打を入れていくが、マルケスもカウンターを返す。これまでとは打って変わった乱打戦となるもの凄い展開に。5R終了時に「パッキャオがこのまま前のめりになると逆に危ないかも・・・」と思っていたのだが、結果的にこの予感がもの凄い形で的中してしまう。
 6R、前のRの勢いに乗ったパッキャオが攻勢を仕掛けていき、ラウンド終盤に左ストレートをもらったマルケスがロープ際へ後退。残り時間も少ない中、一気に勝負を決めるかのように突っ込むパッキャオにマルケスの右がカウンターで直撃!パッキャオは突っ込んだ勢いそのままにうつ伏せの状態で倒れ込み、6R2分59秒、あまりに劇的なフィニッシュでマルケスがKO勝利。因縁の対戦に決着をつけてみせた。

 結果論としてパッキャオは勝負を急いだのが裏目に出た形だけど、あそこで攻めに行ってこそのパッキャオなわけだしなあ。これはもう、あの場面でドンピシャのカウンターを打ち込んだマルケスが凄すぎた。パッキャオ相手にこれをできる人間がいるなんて、未だに信じられない。逆に言えば土壇場の場面で逆転のカウンターを許したこと自体がパッキャオの衰えの現れ、とも言える。
 試合後のインタビューでマルケスとの再戦を含め現役続行に前向きな態度を示したパッキャオ。試合がとんでもない規模のビジネスになっている以上、本人の意思だけで引退が決められない状態になっているのも何となく想像がつくが、引き際としては今が一番美しいと思うのだが。この後パッキャオのキャリアがどういう展開を迎えようと、この日の試合は「一つの歴史が終わった瞬間」として語り継がれることになるのでは、と思わざるを得ない。

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Commented by みゆパパ at 2012-12-10 10:22 x
本当に、本当に衝撃的でした。
しばらく呆然としてしまい、その後しばらくたってからはものすごい脱力感に襲われました。

勝ったマルケスは39歳なわけですし、パッキャオに対して衰えたと言っていいものか分かりません。

ただ言えることは、今後のパッキャオの歩む道がどうなっていくにしろ、
これまでの偉業に傷がつくわけではありませんし、本人が望む道を進めることを願うばかりです。
Commented by tarou at 2012-12-13 12:22 x
試合の内容は本当に素晴らしいものでした。マルケスにはお見事のいひとこですね。
ずっとマルケスが自分にとってfavoriteな選手だったので、この勝利は嬉しいはずなのですが、結末が余りにもショッキングすぎて…。何か見てはいけないものを見てしまったような気がしてなりません。
この試合でパッキャオの時代は終わったと言ってしまっていいと思います。パッキャオのキャリアを振り返ってみると、デビット・ディアス戦からマルガリート戦までが全盛期と言えるのではないでしょうか。まさに鬼神の強さでした。パッキャオの全盛期を同じ時代に生きることができ、本当に幸せでした。
Commented by tarou at 2012-12-13 12:23 x
↑のコメントの、
いひとこ→一言
です!はずかしいw
Commented by nugueira at 2012-12-14 22:04
>みゆパパ様、tarou様
 今回の試合はまさに「歴史が変わった日」という位置づけだったんでしょうね。5年後、10年後にボクシングの歴史を振り返ったときも必ず触れることになる、語り継がれるべき一戦と言って間違いないと思います。 
Commented by なちょ at 2012-12-20 16:38 x
マルケスはパッキャオが攻撃に集中するとガードがオープンになるクセを研究で見抜いていたと話してますね、あのパターンを何回も練習していたとも。両者引退が一番キレイな形だと思いますが、そうはいかないでしょうね。

私もマルガリート戦までがパッキャオの全盛期だったと思います(ステロイド使用もあの時まで)。
もう一回やればマルケスになら勝てる可能性はあると思います、しかしメイウェザーxパッキャオの夢の対決もこれで消滅、なんとも言えない複雑な気持ち、でもやはり3年前に見たかった。
Commented by nugueira at 2012-12-23 16:15
>なちょ様
 見抜いていてもそこを打ち抜けるかは別問題なわけで、試合で完璧にやってのけたマルケスは「凄い」としか言いようがないですね。やっぱりメイウェザーvsパッキャオはこのまま夢に終わっちゃうんですかねえ・・・。
Commented by なちょ at 2012-12-26 02:13 x
言葉足らずでしたがマルケスの発言はローチやパッキャオファンがあれはラッキーパンチとマグレ扱いしたことに対してのものです。
あともちろんマルケスも凄いですが、チームの勝利だと思います、クセを見抜いたトレーナー、全幅の信頼を置き練習を重ね歴史的なノックアウトをやり遂げたマルケス。
反対にパッキャオのチームはブラッドリー戦あたりから色々とゴタついてるんですよね、おまけにローチがトレーナーを務める選手は最近負け続き、去年あたりまでのローチ神話が嘘のような崩壊ぶりです。

メイウェザーxパッキャオは、まだ実現する可能性も残っているし今でも実現すればかなりのビックマッチになると思いますが、自分の中では終わってます、特に全盛期を過ぎ戦績にも傷が付きまくったパッキャオに期待を抱けません、下手に今さら実現してもやらなきゃよかったのにと思うような試合内容になる気がします。
by nugueira | 2012-12-09 16:51 | ボクシング | Comments(7)