反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

デマルコ&ウォード

 ここ最近ボクシング色を強める一方の当ブログ、今日もエキサイトマッチの感想を。

 まずはWBCライト級タイトルマッチのアントニオ・デマルコvsジョン・モリナ。デマルコってリナレスに逆転勝ちした人だっけ。でもあれもリナレスがポカやっちゃったという感じだったしなあ・・・と思って見始めたら、いきなりデマルコの左ストレートがクリーンヒット。ダウンこそしなかったもののたたらを踏むようにコーナーまで下がったモリナをデマルコが追撃。モリナが腰を落としてガードするだけになったところでレフェリーが割って入り、なんと44秒でデマルコ勝利。ボクシングの世界戦で秒殺を見たの、今回が初めてかも。(実況によるとライト級世界戦の最短記録だったみたい。)
 それにしても事実上のフィニッシュだった左も特にどうということもないパンチで、どちらかというと「出会い頭にうっかり当たっちゃった」という印象だったのだが。リナレス戦といい、デマルコは「持ってる」選手ということなんだろうか。

 続いてアンドレ・ウォードvsチャド・ドーソンによるWBA・WBCスーパーミドル級タイトルマッチ。
 どちらもスキンヘッド&アゴヒゲというパッと見の見分けがつきにくい対戦だったが、体格ではやはりライトヘビーで戦っていたドーソンの方が上回っている感じ。それでも試合が始まってみると、ウォードが先手を取り続けて着実にポイントを奪う展開でスタート。とはいえクリーンヒットらしいクリーンヒットはなく、このままポイントアウトで判定まで行っちゃうのかなあ、と勝手に見当をつけていた3R、ウォードが右ストレートから返しの左フックをヒットさせ、ドーソンがダウン。肉眼では追えなかったがスローで見ると的確にアゴを打ち抜いており、お見事としか言いようのない一撃。
 ウォードは続く4Rにまたも左フックでダウンを奪い、これで完全に試合を掌握。体格で上回っていたはずのドーソンは全く前に出れなくなり、ウォードはこの後も的確な左や近距離でのショートアッパー連打(スローで見ると血しぶきが飛んでる)でドーソンを寄せ付けず。結局10Rにドーソンが3度目のダウンを喫したところでレフェリーが試合を止め、ウォードがTKOで王座防衛。ウォードは今回初めて映像を見たけど、1階級上の現役王者相手に何もさせず圧勝。こりゃ本当に強いわ。

 来週はリナレス。果たしてどうなる・・・。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2012-10-09 10:00 x
ウォードはボクシング界の塩漬け番長だったはずなのに、この試合ではいい意味で裏切ってくれましたねw

トーナメントでスーパーミドルの上位陣を網羅しちゃってて、唯一対戦経験のなかったビュテは負けちゃうしで、今後の展開はどうなんでしょうね。
Commented by tarou at 2012-10-11 08:37 x
個人的に現在のPFPランキング1位はウォードです。ケスラー戦の動きには感動しましたが、今はその時よりも強くなっている印象です。ディレルやビュテとやると、面白いんじゃないかな
Commented by nugueira at 2012-10-11 23:00
>みゆパパ様
 序盤をみた時点では「アマエリート出身の悪い典型例かな」と思っていたのですが、最初のダウンを奪ってからの展開はお見事でした。今後の試合も注目したいです。

>tarou様
 確かにPFPの声が上がってもおかしくない勝ちっぷりでした。Sミドル級自体を今まであまり見ていなかったんですが、これからはウォードを軸にチェックしていこうと思います。
by nugueira | 2012-10-06 15:52 | ボクシング | Comments(3)