反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC152の感想

 WOWOWで見た感想を。

カブ・スワンソン○-×チャールズ・オリベイラ(1R KO)
 身長に勝るオリベイラに対しスワンソンはパンチを振るうものの空振りが多く、逆にオリベイラにテイクダウンを許してしまう。この展開が続くと厳しいなあ…と思っていたら、スワンソンが左ボディを効かせてオリベイラを下がらせると、飛び込みながら右フック一閃。スワンソンが勝ち名乗りを受ける間もオリベイラは起き上がれない衝撃のKO葬。これでスワンソンは3連続KO勝利。いよいよ上位戦線に食い込んでくるか。

マット・ハミル○-×ロジャー・ホレット(判定)
 1Rにハミルがテイクダウンを取ると、バックに回ってパウンドで猛攻。しかし2Rになるとホレットがハミルのタックルを切るようになり、手数で優勢に。
 3Rを取った方が勝ちという展開で流れはホレットに傾いているように見えたが、3Rに入るとハミルが繰り返しテイクダウンを奪ってパウンドで攻め込み判定勝利。復帰戦を白星で飾った。ホレットは終盤テイクダウンをディフェンスするだけのスタミナが残ってなかったね。

マイケル・ビスピン○-×ブライアン・スタン(判定)
 タックルからの組み付きを織り交ぜて打撃を出していくビスピンに対し、スタンは徹底してスタンド勝負。1R終盤にはスタンの右フックでビスピンがグラつく。ラウンド全般ではビスピンのペースだったが、この一発でスタンがポイントを持っていったか。
 とはいえビスピンが危なっかしかったのはこの場面くらいで、2R以降は繰り返しテイクダウンを奪い、スタンドの打撃戦でも着実に有効打を入れて試合のペースを掌握。対するスタンは打撃一本やりの戦い方で局面を打開できず、判定3-0でビスピン勝利。
 ビスピンがテイクダウン狙いに行くのは予想通りだったけど、スタンドの打撃戦でも五分どころか押し気味に試合を進めていて、全局面で優勢勝ちを収めたのは少々意外。やっぱりミドル級のトップ戦線に食い込めるかどうかはビスピンが試金石なんだな、というのを再確認させられた一戦だった。

ジェセフ・ベナビデス×-○デメトリウス・ジョンソン(判定)
 前に出て圧力をかけ続けるベナビデスに対しジョンソンはサークリングで動き続け、合間合間に両者の打撃が交錯する展開。手数ではベナビデスが優勢な印象で、2Rにはベナビデスのパンチがジョンソンを捕える場面が目立ち始める。しかしスピード・スタミナが桁外れのジョンソンは一向に動きが衰えず、3Rは再び五分の展開。試合の行方はまだまだ分からないまま終盤戦へ突入。
 迎えた4R、ベナビデスのフックが当たり、ジョンソンが尻もちを着くようにダウン。ベナビデスはそのままギロチンチョークに行くが、ここを凌いだジョンソンはラウンド終盤は逆にテイクダウンを奪っていき一方的な展開にはさせない。
 5Rに入っても一向にスタミナ切れの気配を見せないジョンソンはベナビデスを抱え上げるようにしてテイクダウン。最終ラウンドはジョンソンが明確に差をつけて試合終了。印象としてはベナビデス優勢だったと思ったが、判定はスプリットでジョンソン。接戦を制して初代フライ級王座を獲得した。
 個人的な採点では1・2・4Rがベナビデス。とはいえ1Rも両者明確な差はなかったので、この判定も納得のいく範囲。ベナビデスがパンチを当てまくっている印象があったのだが、試合後に出たスタッツではジョンソンの方が上回っていたのには驚いた。
 終盤までノンストップの攻防が見られた一方、一発ではフィニッシュできない軽量級故の我慢比べの様相になってしまったのも確か。残念ながらメインを食うまでには至らなかったが、他にも活きのいい選手が多数出てきているフライ級はどんどん活性化していきそう。ジョンソンの牙城を崩すのは容易じゃないだろうけど。

ジョン・ジョーンズ○-×ヴィトー・ベウフォート(4R アームロック)
 ジョーンズは全く似合っていないアゴひげを生やして登場。これもダナへの反発心か?
 1Rにいきなりテイクダウンに成功したジョーンズ、上からパウンドを狙っていく。するとここでベウフォートが下からの腕十字!ガッチリ極まっておりあわやタップか、とも思ったが、なんとか外したジョーンズはヒジでベウフォートを出血させ、再び主導権を握る。
 結局ベウフォートのチャンスらしいチャンスはこの一度きりで、2R以降はジョーンズが関節蹴りをまじえながらスタンドで圧倒。3Rにはサイドキックをボディに叩き込み、ベウフォートをダウンさせる。完全に公開処刑モードに入ったジョーンズ、最後はマット・ヒューズポジションからベウフォートの腕を捻り上げて一本。カーウソン・・グレイシー柔術黒帯からタップを奪う化け物ぶりを見せつけて4度目の防衛に成功。
 終わってみればジョーンズの圧勝だったものの、それでもこの試合ではベウフォートが株を上げた感じ。1Rの腕十字はジョーンズにとって過去最大のピンチと言っていいはずで、テレビの前で思わず「まさか!?」と身を乗り出してしまった。前にも書いたように一連のジョーンズ・バッシングには全く同意できないのだが、この際ジョーンズもこれを機にヒールチェンジしちゃっていいのかも、といういい加減なアイデアまで頭に浮かんでしまった。
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by nugueira | 2012-09-23 23:55 | UFC | Comments(0)