反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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『刃牙』最終回

 『刃牙』(正確には『範馬刃牙』か)が最終回を迎えた。

 内容についての説明は割愛。ネタバレ回避というより、実際に読んだ方が早いし、あまり説明する気にもなれないので。

 おそらく大半の人が同じ感想を持っているだろうけど、この最終回が完璧なエンディングだとはとても思えない。最終回がどうこうというより、ここ数年の刃牙自体がよく分からない方向に突き進んじゃっていたので、こういう着地の仕方を迎えたのは仕方ないことではあるけれど。結局刃牙や勇次郎の膨張し続ける強さを、最後の方は作者自身がコントロールできなくなっていた、ということなのかな。

 ただ、この最終回を大団円だと思っている人が皆無である一方、その一点をもってこの作品を「駄作だった」と断じる人もほとんど存在しないのではないだろうか。
 「誰が一番強いのか」というシンプルかつ難解なテーマに真正面からぶつかり、20年以上にわたって「最強を巡る戦い」を『刃牙』は我々読者に提供し続けてくれた。これだけの豊潤な世界を描き出してくれた作者に、今はただひたすら感謝するのみである。

 終了が予告されたときの記事でも書いたのだが、烈海王vsボクシング世界王者をはじめとして、『刃牙』の世界にはまだ語られていない、そして語られるべき物語が残されている。次は作者の自伝的作品が始まるようなので「スピンオフ」を読めるのは少し先になるのかもしれないが、極上の対戦カードがいずれ我々に提示されることを固く信じている。

 「最強」を求めて20年以上走り続けるのは、作者にとっても、伴奏する読者にとっても、けっこうしんどい仕事だった。今はしばしのインターバルに入り、次のラウンドのゴングが鳴るのを楽しみに待とうじゃないか。自分は『刃牙』の最終回を読み終えて、そんな思いを抱いた。

 今度初期の話を読み返してみようかな。人気ブログランキングへ
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Commented by マラビージャ at 2012-08-18 23:00 x
刃牙もついに終わったんですね・・・。個人的には、トーナメントの愚地克巳×花山薫に一番夢中になってました。刃牙がカマキリと戦い始めたあたりから読まなくなっちゃったんですが、これを機に一気読みしてみようかな。
Commented by nugueira at 2012-08-18 23:29
>マラビージャ様
 個人的にも最強トーナメント編が絶頂期だったと思ってます。終盤はカマキリにも代表されるように、独特のテンションになってしまい着いていくのが大変でした…。
Commented by J.V.N at 2012-08-19 00:37 x
アームレスリングやったら誰が1番強いんすかね?
花山、ガーレン、オリバ、ジャック、ピクル、勇次郎、はたまた渋川?
Commented by nugueira at 2012-08-19 12:12
>J.V.N様
 いやー、どんなルールで戦っても最後は刃牙vs勇次郎に落ち着きそうな気がします。
Commented by スラッカー at 2012-08-19 16:54 x
板垣先生をもってしても少年漫画の不治の病を克服する事は出来なかったという感じですね
Commented by nugueira at 2012-08-25 13:34
>スラッカー様
 ここ数年は完全に「闘病生活」でしたね。とりあえず最終回でむりやり一区切りをつけてくれたことを讃えておくべきだろう、と思っています。
Commented by アキラ at 2012-08-26 20:15 x
チャンピオンって、少年漫画なのかね?なんか中途半端な青年誌、的イメージ。

「餓狼伝」だと、原作通りに描いてると面白いのに、板垣ワールドになるとつまらなくなる。単純に板垣さんの力不足という感じ。

原作者付きで、それに従ってろよと思う。
by nugueira | 2012-08-16 23:50 | 雑記 | Comments(7)