オルティスvsロペス
2012年 08月 11日
1Rから前に出るオルティスが、ジャブを突いてから左を入れていき優勢。とはいえラウンド終盤にはロペスのパンチをもらう場面もあり、ディフェンス面が少々不安。
ロペスも積極的にパンチを繰り出し、序盤から両者ガンガン打ち合ういい試合に。基本的にオルティスが丁寧にジャブを突いてからの左で主導権を握ってはいるのだが、ロペスがコンビネーションを叩き込む場面も多く、どちらかというとオルティスの危なっかしさの方が目立つ展開。
ロペスが下の階級から上げてきた選手ということもあり、一発の威力ではオルティスが上回っている感じで、まあ最後はパワー差でオルティスが押し切ってくれるのかなあ・・・と思っていたら、9Rにオルティスが露骨にペースダウン。一度は連打でロペスを押し込むものの、逆にロペスの連打を食らい押し返されたところでラウンド終了。おいおい、大丈夫かよ…と思っていたらなんとここでオルティスが棄権。そんなに強いパンチをもらっていた感じもしなかったが、アゴを負傷したみたい。
メイウェザー戦は「オチはともかくとして相手が悪かった」で説明がつくけど、今回の負けはダメだよなあ…。勝つためのお膳立てを整えてもらっているのにそのチャンスを活かせない、という意味では最近のリナレスを思い起こさせるアップセット劇だった。
次週はアミール・カーン。人気ブログランキングへ
ここ最近ボクシングでも、このオルティスしかり、ファンマロペスしかり、アミールカーンしかり、で世の中うまく行かないなぁ、とかよく出来た仕組みだなぁ、とか思いますね(笑)
苦戦しつつも判定勝利か、ぐらいに見ていたんですが、この負け方だとこの後もズルズルいきかねませんね。
>みゆパパ様
負けた時点でピークを過ぎている証、ということなのかもしれませんね。そういう意味ではパッキャオの次戦がどうなるか興味深いです。
オルティスはインタビューなど読んで思いますが、悪い奴じゃないけど多分馬鹿なんだと思います、ボクシングも単調で馬鹿正直、今回でトレーナーを変えたみたいなんで、しばらく様子見ですね。
あとあらためてボクシング終わってるなと思ったのが勝ったロペスがアルバレスと対戦決まっちゃったんですよね、2階級差ですよ、ファンを馬鹿にしてますよ。
ビクター・オルティスvsホセシト・ロペス
(2012年6月23日、ステイプル・センター 、Showtime)
・入場者数:7641人
・有料入場者数:3479人
・招待券入場者集:3862人
・チケット価格:250-50ドル
最後にいつものです
パッキャオ、メイウェザー以外はやっぱり終わってます
オルティスはSライトで通用しなかったのがウェルターのアンドレ・ベルトにカマセ的にあてがわれ、たまたま勝ってしまったという印象の選手です。
本来なら今回の試合で再戦する予定でしたがベルトのステロイド使用発覚で試合が流れてしまいました。個人的には再戦すれば問題なくベルトが勝つと思っていますが、どうでしょう。
オルティスは年齢が若く、トレーナーを変えるようなので、そこには期待しています、最悪再生はならなくとも昔のバルガスのように徐々に体を壊しながらも面白い試合をするというポジションには落ち着いてくれそう。馬鹿っぽいところも含めなんかバルガスとイメージがかぶる選手です。
メイウェザーとパッキャオが飛び抜けているのでその印象に引っ張られているのですが、トップクラスの稼ぎでいうとUFCとそれほど大きな差はないのかもしれないですね。