反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー

井岡vs八重樫

 WBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦、井岡一翔vs八重樫東を視聴。

 1Rから前に出るのは八重樫だが、井岡は丁寧に左ジャブを突いて八重樫のガードをすり抜けていくと、タイミングよく右もヒット。序盤から八重樫の左目は腫れが目立つようになってくる。
 八重樫は前進して手数は出すものの、要所要所で当てているのは井岡。4Rまでは全て井岡が取ったように見えたが、ジャッジは三者とも38-38のイーブン。八重樫の圧力が思ったより評価されているか。

 八重樫はここまでの試合運びに自信を得たか、逆に井岡の方がペースを乱されたか、5R以降の中盤戦は八重樫が圧力を強め、打ち合いの場面が増えてくる。井岡はジャブでポイントが取れないと苦しくなってくるかと思ったが、逆に右やボディ攻めに切り替え、主導権を渡さない。8R終了時のジャッジは井岡2人、八重樫1人。

 井岡は9ラウンドこそフットワークで距離を作って逃げ切る気配を見せたものの、八重樫の圧力が止まらないと見るや10Rはインファイト。八重樫も両目の腫れがひどくなり度々ドクターチェックが入るものの、最後まで圧力を緩めることなく前に出続け井岡の一方的なペースにはさせない。最終ラウンドまで打ち合いを続ける両者に場内から大歓声が上がりながら、試合終了のゴング。

 判定は1ポイント差1名、2ポイント差2名の僅差で井岡。僅差の勝利で熱戦を制し、日本人初の統一王者に。

 もっと井岡が点差をつけていたような気もするし、逆に言えばもっと点差が開いておかしくないところを、八重樫が力づくで接戦に持ち込んでみせたともいえる。八重樫は決して力任せに押し続けたわけではなく、アマエリート出身ならではの丁寧な試合運びで井岡のペースを崩したのはお見事。統一戦の名にふさわしい、本当に見応えのあるいい試合でした。

 既定路線からいけば王座返上、階級転向となる井岡。2階級・3階級制覇目指して引き続き突っ走ってほしい。そのためにはローマン・ゴンザレスに早めに上の階級へ行ってほしいんだけど。

 内藤の解説がひどかった。人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by J.V.N at 2012-06-21 12:29 x
こんなコメントは、八重樫選手に失礼なのかもしれませんが、八重樫選手の頑張りで白熱した試合になったように思います。ヌゲイラさんの言うとおり、雑で強引な攻めではなく、アマ仕込みの速くて美しいパンチが冴えてました。僕の中では、昨日の試合の「主役」は、八重樫選手です。
Commented by gsp at 2012-06-21 19:25 x
ボクシングはよくわからないですが、井岡のジャブがポイントにあまりなってなかった気がします。

打ち合いの中で交えてくる井岡のボディは有効でしたね。
八重樫の動きが悪くなることもありましたし。

それにしても八重樫の体と打たれても打ち返してくる根性にはびびりました。
Commented by nugueira at 2012-06-22 12:36
>J.V.N様、gsp様
 今回の名勝負は八重樫なくして生まれませんでしたし、「最強・最高の敗者」だった、と言っていいと思います。またベルト再奪取に向けて頑張ってほしいです。
by nugueira | 2012-06-21 11:50 | ボクシング | Comments(3)