反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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K-1 RISINGの感想

 スペインで開催されたK-1再旗上げ戦、U-streamでいくつか動画を見たので感想を。

ドラゴ×-○アンディ・リスティ(判定)
 リスティが序盤からボディへのヒザとアッパーでドラゴを圧倒。一発狙いなのか攻めが単発でドラゴにパンチの逆襲を許す場面もあったものの、最後まで手数で押し続け判定勝利。ドラゴは何を狙っていくのかがはっきりしていなかった感じ。
 しかしまあ、かつてはドラゴがこういうイケイケの試合スタイルでMAXに殴りこんで来てたんだから、やっぱり時代の移り変わりを感じさせる試合だった。

マイク・ザンビディス○-×シャヒッド(3R KO)
 前に出続けてパンチを振るっていくザンビディスに、シャヒッドは下がりながらロー。1R終盤辺りからザンビディスがボディフック&顔面フックのコンビネーションをヒットさせるようになり、2R終盤にはシャヒッドをグラつかせる。最後は3R終盤に左フックを打ち込んでシャヒッドをKO。
 世代闘争の議論でいうと「旧世代」の位置づけになるザンビディスだが、衰えを感じさせない戦いぶりで貫録の勝利。経済危機にあえぐギリシャ人もこれで勇気づけられたのでは・・・というのは言い過ぎか。

城戸康裕○-×シュー・イェン(3R KO)
 遠い間合いからロー・ミドルを入れていく城戸に、踏み込んでパンチを放つイェン。お互い距離が合わないのかなかなか手数が出ない展開のまま3Rに入るが、終盤に城戸のバックブローがヒットしイェンは起き上がれず。狙い澄ました、というよりはとりあえず出したら当たったという感じもしなくないが。
 城戸は勝つには勝ったものの、煮え切らない試合内容。ヨーロッパの選手相手にこういう戦い方をしちゃうと相当苦しくなりそう。

アンディ・サワー○-×エイブラハム・ロクエニ(判定)
 ともに上下のコンビネーションで攻める両者。最後までお互い目立ったクリーンヒットはなく手数もほぼ互角で、ドローが妥当だと思ったが判定はスプリットでサワー。ロクエニが頑張ったというよりはサワーが苦戦したという印象の試合。この調子で決勝大会は大丈夫かね、と心配になってくる。

アルトゥール・キシェンコ○-×イ・スファン(2R KO)
 序盤からキシェンコが圧力をかけ続け、ボディストレートやフックをヒット。2R開始早々に左フックでダウンを奪うと、ダメージの残るスファンに追撃のラッシュ。最後はまたも左フックでスファンを打ち抜き、前のめりにダウンさせる圧巻のKO劇。1回戦の試合内容だけで判断すると(見なかった試合もいくつかあるんだけど)キシェンコがやや有利かなあ。

ダニエル・ギタ○-×ウェンデル・ロシェ(2R TKO)
 開始早々ギタの左フックを食らったロシェがよろめくようにダウン。実質これで勝負ありで、ギタはラウンド終了間際にもロー連打でダウンを奪うと、2Rにはハイでダウンを奪取。最後はセコンドがタオルを投入し、ギタが格の違いを見せつける圧勝。やはり今のK-1ヘビー級で一番面白い試合をしてくれる選手だ。

ミルコ・クロコップ○-×ローレン・ハヴィエル・ホルヘ(2R KO)
 1Rからパンチ・ハイ・ミドルで先手を取り続けるミルコ。2Rにロープに詰めながらの左アッパーで2度ダウンを奪い、最後は相手が立ち上がれずKO勝利。ミルコの動きにさほどキレは感じられず、手ごろな相手をあてがってもらったかなという感じ。いい小遣い稼ぎしてるなあ。

バダ・ハリ○-×アンダーソン・“ブラドック”・シルバ(判定)
 ハリは蹴りもまじえてキックらしい攻めでの立ち上がり。まあボクシングデビューしてたわけでもないんだから当たり前なんだけど。
 1Rに距離が詰まったところでハリが左右のパンチ連打でダウン奪取。以前ならここで一気に決めていた展開だったと思うのだが、これ以降は優位に進めつつも決定打は奪えず3R終了。勝つには勝ったが、何か消化不良な感じ。K-1復帰は3試合限定という話だから、先々も考えてノーリスクな試合運びに徹しちゃったかな。

 第1弾興業を開催し魔裟斗がEPに就任と、とりあえずの形は整えつつある新生K-1。年内は日本での地上波放送はなさそうだし当面採算的には辛抱の時期だと思うが、何とかかつての熱気を取り戻してほしい。
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by nugueira | 2012-06-03 18:43 | K-1MAX | Comments(0)