反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

パンクラスの行く先

 数日前からツイッター上なんかで噂が流れていたが、SMASHがパンクラスを買収。SMASHや酒井代表についてはこれまでほぼノーマークで、今回の買収劇の政治的意味とかについてはコメントするだけの知見がない、というのが正直なところ。まあそれを言い出すとパンクラスの試合映像自体、ここ1年以上見ていないのだが。

 ただ、これはブログでも度々取り上げてきたのだが、川村体制のパンクラスが軽量級の細分化、三賞の創設、ハイブリッドリーグの導入など積極的な改革を行っていい流れを作っていたのは確か。
 また、佐伯さんがゴン格のインタビューで言っていたが、興業の収支としては「ディファで若手中心のマッチメイクを組む」というのが確実に儲けが出る鉄板のシステムらしく、パンクラスはいち早くこの方向に舵を切って着実に利益を出していたらしい。

 今回の買収に伴う発表内容を見ると、DEEPとのアマチュア部門の統一、欠場基準の統一化といった点は佐伯さんも以前必要性を訴えていた「共通コミッションの創設」につながる取組なので前向きに評価したい点。USA支部の設立や海外進出へのプロモーション強化については、国内の現状を見るに絶対必要だとは思う一方で、ある程度やって結果が出なかったらパンクラス自体から撤退、という結果につながりかねないんじゃないかという点が少々心配。
 とりあえず新体制には最低限の要望として、ここまで積み上げてきたいい流れを崩さないでほしい、というのが正直なところ。

 新生パンクラスの第1弾興業となった今日の大会では、メインとセミで好勝負が生まれたらしい。特にメインをKO勝利で締めた川村の発言は、ウェブ上で見ているだけでグッと来るものがあった。

 「パンクラスとは“続けるもの”。戦い続け、生き続けて、パンクラスは19年やってきました。来年で20年目。このタイミングでパンクラスは新しくなります。パンクラスはこれからも生き続け、戦い続けます。」

 リング外がどう変わっていこうとも、リングで戦う選手の真剣な思い、戦いが生み出す熱さは今までと何ら変わらず、そこには一切の嘘偽りはない。新生パンクラスが、こうした選手の思い、熱さを真正面から受け止められる場となってくれることを、今はただ願う。
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by nugueira | 2012-06-02 22:59 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)