反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

粟生&山中&長谷川

 ボクシングのダブル世界戦、BS&地上波でリレー視聴。

 長谷川穂積vsフェリペ・カルロス・フェリックスは、1Rから相変わらずのディフェンス勘を見せた長谷川が、2Rに左ストレートを顔面へ突き刺すと完全にペースを掌握。カットによる出血でヒヤッとする場面はあったものの、7Rにダウンを奪うとさらにラッシュをかけたところでレフェリーストップ。
 まずは無難に再起戦を飾ったけど、バンタム級ならダウンが奪えたパンチで相手が倒れてくれない、という「階級の壁」は依然として残っている感じ。王者クラス相手に今回の戦い方をしたら、結局最後はパワーで押し切られてしまいそう。本人も進退の明言は避けたようだけど、やはり現役続行は茨の道か。

 山中慎介vsビック・ダルチニャンによるWBCバンタム級タイトルマッチは、左の一発を持つ選手同士だけに1Rは真剣で斬り合うようなもの凄い緊張感。2Rになると試合が動き始め、ジャブを突き刺して自分の間合いをキープする山中に対し、ダルチニャンが素早い踏み込みから左右のパンチを振るっていく展開。
 一瞬で距離を詰めるダルチニャンの踏み込みの鋭さは半端じゃなく、「一発デカいのをもらったら終わり」という張りつめたムードだったが、山中はヘッドスリップも駆使してビッグヒットを許さず。後半は目に見えて踏み込みのスピードが落ちたダルチニャンを圧倒し、文句なしの内容で判定勝利。
 正直「今日は山中のベルトは持っていかれちゃうかなあ」という前提で見ていたのだが、世界的ビッグネーム相手にプランを完璧に遂行。こうなるとベガス進出も視野に入ってくるのでは。

 粟生隆寛vsターサク・ゴーキャットジムによるWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチは、序盤は粟生の手数が出ずイーブンの展開。「大丈夫か?」と不安になったものの、中盤以降徐々にエンジンのかかってきた粟生が試合をコントロール。ジャブを入れても前進を止めないターサクのタフさに手を焼きつつも、終盤は一方的に攻め続けて判定で3度目の防衛に成功。
 粟生はとりあえず前回の失態は挽回、と言っていい内容での勝利。かねてから話に上がっている内山高志との統一戦は果たして実現なるか。

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Commented by マラビージャ at 2012-04-07 14:04 x
連日の投稿失礼しますm(_ _)m

長谷川はフェザー級にアジャスト出来なさそうですね。徹底してポイントアウトを狙うスタイルなら、ジョニゴンに勝てる可能性もあると思ってるんですが、モチベーションの維持が難しそうにみえます。今後、どんな決断をしても応援したいですね。

山中は見事な勝利でしたね。ただ、採点がダルチニャンに少しからかった印象を受けました。ダメージは断然、山中が与えてましたけどね。まぁ、ダルチニャンは判定自体ではなく、山中の戦術に不満タラタラみたいですが。

次戦にアブネル・マレスの名前が挙がってるみたいですが、本格的に交渉していくレベルの話なのかな。個人的にはマレスかモレノがバンタム級トップだと思っているので、とても興味深いです。
Commented by gsp at 2012-04-07 18:07 x
ボクシングってよくわからないんですが、山中がパンチをもらってもほとんど受け流しててすげーって思いました。
Commented by マラビージャ at 2012-04-07 18:26 x
>gsp 様
山中のスリッピング・アウェー上手かったですよね。ハードパンチャー相手に凄いなと思いました。ただ、あれもジャッジによっては減点対象になったり、ならなかったり…。山中くらい上手いと減点対象になり難いのかな。
Commented by nugueira at 2012-04-08 00:10
>マラビージャ様、gsp様
 コメントありがとうございます。私も山中のディフェンスを「これは伊達が幕ノ内相手にやったやつか?」と思いながら見ていました。
 ダルチニャンの試合後のコメントはまあお決まりではあるものの、負け惜しみにしか聞こえませんでしたね。あのレベルの相手にプランを完璧にやってのけた山中には本当に驚かされました。
by nugueira | 2012-04-07 12:05 | ボクシング | Comments(4)