ブアカーオ騒動
2012年 03月 14日
ジムのファイトマネー中抜きがひどくてトラブル、というのはタイでいかにもありそうな話だよなあ。と思ったものの、よく考えたらヒョードルのロシアン・トップチーム離脱、BTTの崩壊、アリスターのゴールデン・グローリー離脱と、この手の騒動はいくらでも思いつく。トップ選手と所属ジムが金の分け前を巡って争うのは洋の東西を問わずよくある話、ということか。
ジムの側としては選手を育て上げるまでに諸々の「先行投資」をしてるわけで、それを回収しなきゃならないのもまあ当然の話。どこまでが適正ラインかという線引きは難しいんだろうけど。
とはいえ、ブアカーオの「ファイトマネーの8割を取られた」という言い分が本当だとしたらこれはさすがに…。ちょっと「先行投資の回収」の範疇には収まらなくなってくる。
このファイトマネー搾取ってK-1MAX時代まで遡る話なのかな?ブアカーオが一時低迷したときは「金を十分稼いだのでハングリー精神がなくなってきたからだ」みたいな指摘が雑誌上とかでも言われていた気がするのだが、ひょっとするとこれは完全に的外れだった、という可能性も出てくる。まあその代わりに「勝っても自分の懐に金が入らないのでモチベーションが上がらなかった」という別の原因が浮上してくるけど。
ブアカーオはさらに「09年頃から怪我で休みたかったが、無理矢理試合に出させられた」みたいなことも言っていたらしいけど、お前そのコンディションとモチベーションでS-CUP優勝したのかよ、という話になってくる。もはや凄いのか可哀想なのかもよく分からないけど。
今年はそのS-CUPも開催されるので、ブアカーオはディフェンディングチャンピオンとしての出場が当然期待されるところ。今後については「自分のキャンプを持つか、引退のどちらか」という話だけど、ここはもう一花咲かせてほしいなあ。
もともと猪木事務所がマネージメントしてたんだっけ。人気ブログランキングへ
上記のURLを見ていただければわかりますが、プアカーオはテレビインタビューで噂されていた金銭関係、女性関係のトラブルをむしろ否定しています
他にもプアカーオはお金については十分な金額を受け取っていると答えています、また8割云々についても司会者にジムにどのくらい抜かれているか聞かれていますがプアカーオは答えたくないと拒否していますので、少なくとも「8割」はプアカーオの口から出たコメントではありません。(タイの英語ニュースサイトでもこの件に関して情報が掲載されていますので確認していただくことも出来ます)
差し支えがなければ、こちらの情報はどちらでお読みになったのか知りたいのでよろしければURLなどを教えていただけたら助かります。
ちなみに怪我等で体調が思わしくないことをジム側に伝えたが欠場させてもらえなかったことはプアカーオ本人が話していましたので間違いないと思います。
御指摘ありがとうございます。こちらの記事を参考に書かせてもらいました。
http://sadironman.seesaa.net/article/257418161.html#comment
ただ、こっちの方のコメント欄でも同様の指摘がされており、「8割」は記者の推測の可能性があるようです。お騒がせいたしました。