反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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サップvsトンプソン

 先日インドで行われたボブ・サップvsジェームズ・トンプソンの映像をYouTubeで視聴。散々話に聞いてはいたが、いや凄い、というかひどい試合。

 開始早々トンプソンがもっさりしたタックルからテイクダウン。あっさりサイドを奪ってサップにパウンドの嵐。サップいきなりのピンチ!でももがいている内になぜかスイープできてしまい、今度はサップが反撃のパウンド連打。2010年代の我々が忘れかけていた大味な攻防がここにはある。
 このままサップが逆転勝利か!と思われた中、トンプソンが殴られながらもサップの両足をつかむと再度上を奪い返す。この攻防で足を痛めたのか、サップは下になった途端にタップ。

 いやもう「サップの秒殺タップ」はここ数年お馴染みの結末ではあるんだけど、ここまで来ると「そもそもこの人、なんでこうまでして試合に出続けてるんだろう」という疑問につながってきてしまう。

 サップは以前テレビ番組内で「400万ドル貯蓄がある」と言っており(こちらを参照。)、普通に考えればもう格闘家としてのキャリアはリタイアしても良さそうな状況である。
 「金は十分稼いだから、後は自分の興味のために試合をしている」というブロック・レスナーのようなケースもあるけど、サップは最近の戦績が戦績だからなあ。「自分の興味のために殴られタップをしている」とか言ったら単なる異常性癖ですよ。

 となると
 「稼いでいたころに生活水準も上げちゃってるので、蓄えがあるとはいえ出て行く額も多い。生活レベル維持のためには収入が必要。」
 「プロレスはギャラ単価も安いしサップ自身のプロレススキルが高いわけでもないので、ある程度のペースでガチの試合をして秒殺負けをするのが一番割りのいい稼ぎ口」
 という感じなのかなあ。

 今回の大会もそうだけど、新興プロモーションとしては知名度が高いサップは客寄せとして非常に使いやすい存在で、秒殺タップを織り込んでも呼ぶ価値がある。えらく奇妙な需給の一致が生じちゃってるんですかね。

 うーん、これだけ競技化が進んだ現代MMAにおいて「負け芸」で食いつなぐサップ。やっぱり「ひどい」というより「凄い」存在なのかも。

 インドは今後、成長市場となるか。人気ブログランキングへ
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Commented by みゆパパ at 2012-03-14 09:23 x
今回はいつもよりは殴られた回数が多くて、少しだけガマンしてたみたいですww
Commented by nugueira at 2012-03-14 12:40
>みゆパパ様
 わはは!「最近諦めが早すぎてプロモーターの評判が悪いから、今日は俺がんばっちゃおうかな」とか思ったんですかね。
by nugueira | 2012-03-13 20:05 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)