反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC144観戦記②

 PPV枠開始前にはUFC名場面のダイジェスト映像が流れ、ブルース・バッファーが「コンニチワ!」と挨拶。この空気はやっぱり最高。

アンソニー・ペティス○-×ジョー・ローゾン(1R KO)
 スタンドの攻防が続いた後、開始1分少々でペティスの左ハイがクリーンヒット!ローゾンはそのまま起き上がれず、ペティスが衝撃のKO勝利。これでタイトル挑戦権に一気に近づいたかな。WEC時代にベンヘンと対戦していて新味が薄いのがネックな気もするが。

日沖発○-×バート・パラゼウスキー(判定)
 1R、日沖がタックルからテイクダウンに成功すると、マット・ヒューズポジションからの鉄槌、腕十字、オモプラッタと得意の殺人寝技フルコース。一本は取れなかったもののパラゼウスキーを圧倒して1R終了。2Rはスタンド中心の攻防に終始したものの、3Rは再びテイクダウンを取るとバックをキープして試合終了。文句なしの内容で日沖がUFC2連勝。
 今回も2Rは取られており(このジャッジはこのジャッジでどうかと思うが)、「テイクダウンを簡単に取れない状況でどうペースを握るか」という課題は残ったものの、テイクダウン後の攻めをきっちり遂行できたのは進歩。正直今のままでアルドと対戦するのは相当厳しいと思うが、上位陣との対戦をもう1試合クリアすればタイトルマッチも見えてきそう。

岡見勇信○-×ティム・ボーシュ(3R TKO)
 ボーシュのパンチがよく見えている岡見、1Rから的確にパンチを入れ、2Rにはテイクダウンからアームロックを狙う場面も作る。
 完全に岡見ペースで進み安心しながら見ていた3R、後がなくなったボーシュが猛然とラッシュ。バランスを崩しながら後退する岡見を金網際で捉えると、クリンチアッパーを連打。岡見が崩れ落ちるようにダウンし、まさかの大逆転KO。
 以前もちょいちょい書いていたように「ベルト獲りに失敗した挑戦者がその後ズルズル連敗を重ねる」のはUFCでしばしば見られる流れ。格下相手とはいえ安心できる状況でなかったのは確かだが、それでもこんな負け方をするなんて・・・。
 「2Rの客席のブーイングでペースを乱した」という意見は言い訳にしかならず(あのブーイングが不快だったのは間違いないけど)、あの状況で勝負に行ったボーシュを褒めるしかない内容。タイトルマッチ再挑戦はほぼ絶望的になる、あまりに痛すぎる一敗。岡見はここから再浮上できるのか・・・。

ジェイク・シールズ○-×秋山成勲(判定)
 バッファーは「アキヤマ」とも「ヨシヒロ」とも言わず「セクシーヤマ!」とだけコール。これがフルネームなのか。
 シールズがねちっこいタックルからテイクダウンを狙い続けるものの、秋山は腰の重さとパワーでそれを防ぎ続ける。秋山は1・2Rに一瞬の隙で大外刈りをかける場面を作るが、シールズもすぐ立ち上がりそこから先の展開が作れない。
 シールズは自分のペースを作れず、秋山も効果的な攻めは出せないまま迎えた3R終盤、シールズが遂にテイクダウンに成功。バックからチョークを狙い続けたところで試合終了。
 最後のテイクダウンがなければ秋山の勝ちもあったろうに・・・と思ったものの、ジャッジは三者とも30-27。うーん、そうなっちゃうのか。秋山はテイクダウンディフェンスは良かったけど、そこから先の「自分の攻め」の形を作れなかったのが痛かった。大外刈りも投げたところで安心しちゃっている感じで、ポジションキープにつなげられていなかったし。さすがに言い訳の効かない4連敗。リリースは免れないところか。

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Commented by おっさん at 2012-02-27 20:50 x
日沖は2Rは負けてたと思うよ
1Rはジャブがバシバシ決まってたけど、パラが2Rには対応してきて地味にリズムを掴みつつあったし日沖は打撃があまり当たらなくなってた。
寝技はあれぐらい技量の差があったら極めたかったなあ。
UFCのようなレベル高い世界だと極められる時に極めておかないと
後で逆転を許すというのはあると思う。
岡見が正にそうだった。

秋山は打撃の手数でも劣っていたしテイクダウンを含めてシールズがずっと攻勢を掛けていた印象。
Commented by nugueira at 2012-02-28 20:33
>おっさん様
 UFCではサブミッションの仕掛けがどの程度ポイントになるのか微妙なので、日沖のようなタイプは今回ぐらい圧倒するか、最後まで極めきらないと厳しいのは確かですね。
by nugueira | 2012-02-27 12:56 | UFC | Comments(2)