反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC141の感想

 大晦日興業戦争の感想、ぼちぼち手を付けます。まずは昼のUFCから。もう「15時のたまアリに間に合うか」といういつにない緊張感と戦いながらの観戦でした。

ナム・ファン×―○ジム・ヘッテス(判定)
 ヘッテスがいきなりテイクダウンからフロントチョーク、さらにパウンド連打でいきなりファンを追い込む。よし、一気に決めろ!しかしファンが何とか耐え続けて試合続行。あーっ、こっちは後が詰まってるんだよ!(この日の感想は基本的にこんなのばっかり。)
 ヘッテスはこの後もテイクダウンからのポジショニングで圧倒し、ファンを完封。連続一本勝ちは途切れたもののこれでデビュー以来10連勝。今更言うのもなんだが、UFCは本当に次から次へと強い選手が出てくる。

ウラジミール・マティシェンコ×―○アレクサンダー・グスタフソン(1R TKO)
 上背で勝るグスタフソンにマティシェンコはなかなか自分の距離を作れず、最後は突っ込んだところにカウンターの左を食らってダウン。グスタフソンが追撃のパウンドを入れたところでレフェリーストップ。ここ2試合は秒殺KOを連発していたマティシェンコだが、今回は若手の踏み台になってしまった。UFCは来年4月にスウェーデン大会があるから、グスタフソンはここに凱旋出場かな。

ジョン・フィッチ×―○ジョニー・ヘンドリックス(1R KO)
 たまアリ観戦組にとっては最大の難敵・「塩漬け浮沈艦」フィッチが登場。今日も15分間漬け込む姿を見せられるのか・・・と思っていたら開始早々にヘンドリックスの左がクリーンヒット。開始わずか12秒、フィッチがまさかの秒殺KO負け。これは格闘技の神様からの「たまアリは第1試合から見なさい」という思し召しか!(結局時間調整で前座の試合が流れちゃうからあまり変わらないんだけど。)
 しかしフィッチは言い方は悪いが「負けてない」ことにしか商品価値がないのに、ここでの敗戦は本当に痛いなあ。暫定王者決定戦後のウェルター級はコスチェック・エレンバーガー・ヘンドリックスあたりがトップ集団を形成していく流れか。

ネイト・ディアス○―×ドナルド・セラーニ(判定)
 身長はほぼ同じだがリーチで上回るネイトのパンチが、序盤からセラーニのガードをすり抜けて面白いようにヒット。セラーニは2Rあたりからネイトの間合いにも少し慣れてきてローでこかす場面を何度か作るものの、そこから先は攻め込めず。結局スタンドで終始優位に試合を進めたネイトが判定で完勝。
 ネイトはリーチを活かしたボクシングテクで相手を圧倒、と兄貴同様のファイトスタイルを固めてきている感じ。戦績を見るとメイナードやグイダといった面々に敗れているのですぐにタイトル挑戦が見えてくるかは微妙だけど、今回の勝利でトップ集団に食い込んできそう。

ブロック・レスナー×―○アリスター・オーフレイム(1R TKO)
 開始からスタンドで対峙する両者。レスナーはローを入れた後片足タックルに行くがこれはアリスターが切る。アリスターが組んでからのヒザやミドルで着実にダメージを与えると、最後は左ミドルを食らったレスナーがうずくまるようにダウン。アリスターが追撃のパンチを入れてレフェリーストップ。
 「今のこの2人が正面衝突したらアリスターの方が先に一発入れるんじゃ」という意味では予想通りの結果。レスナーが全盛期だったら・・・という思いもなくはないけど、それはもはや仮定というより妄想の話になってくるか。レスナーの引退宣言も別に予想していたわけではないけど、妥当な流れとして受け止めている自分がいる。
 一方のアリスターは完璧なKO勝利で、怪物性の幻想をまとったままタイトル戦へ駒を進めるというUFCにとっては理想的なシナリオ(レスナーが勝ってればそれはそれで理想的だったんだろうけど。)。アリスターがこのまま4本目のベルトを略奪するか、ドス・サントスが「最強の外敵」を返り討ちにするか。ヘビー級怪獣決戦の次なるラウンドにこうご期待。
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Commented by gsp at 2012-01-02 14:17 x
ディアス兄弟は二人とも大好きなので応援しています♪

レスナーは最初からそんなに強いと思ってなかったのでアリスターが勝つと思っていましたが、こんなに簡単に捻りつぶすとは思ってませんでした…
Commented by nugueira at 2012-01-02 18:20
>gsp様
 結果論ですが、レスナーはフィジカルもモチベーションもピークを過ぎてしまった感じでしたね。UFC的にはレスナーと引き換えにアリスターの商品価値を上げることができたので、やはり上手いマッチメイクだったと思います。
by nugueira | 2012-01-02 11:50 | UFC | Comments(2)