反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC140の感想

 今のUFCにハズレなし。もう鳥肌立ちっぱなしでした。

マーク・ホーミニック×―○ジョン・チャンソン(1R KO)
 開始直後パンチを出すホーミニックの打ち終わりにチャンソンの右がクリーンヒット。ダウンしたホーミニックに追撃のパウンドを入れたところでレフェリーストップ。UFC最短タイ記録となるわずか7秒でのKOでチャンソンが劇勝。ホーミニックが迂闊に振り回し過ぎたと言えなくもないが、これはやっぱりチャンソンがお見事。これで一気にタイトル戦線まで浮上してきてもおかしくないな。

クロード・パトリック×―○ブライアン・エバーソール(判定)
 パトリックの打撃で押し込まれる場面はあったものの、レスリングの削り合いとポジショニングで2R辺りから優勢に立ったエバーソールがスプリット判定で勝利。パトリックのチョークがガッチリ極まったのをエバーソールが凌ぐ場面が3回ぐらいあり、解説の高阪が「エバーソールは首が極まらない選手ですね」と言っていたのだが、この辺は医学的に解析ができないものなのだろうか。

ティト・オーティズ×―○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(1R TKO)
 気合十分のティトがパンチを振るってからタックルに行くものの、これを耐えたホジェリオは左フックで反撃。ダメージで下がるティトを追撃のヒザでダウンさせると、防戦一方のティトのボディーにパウンド・肘を叩き込み続けたところでレフェリーストップ。連敗で後がなかったホジェリオだが、久々の快勝劇で存在感を発揮。一方のティトは試合後のインタビューでも匂わせていたが次の試合が潮時か。

フランク・ミア○―×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(1R アームロック)
 キレのあるパンチでミアをケージ際に下がらせるノゲイラ。一度はテイクダウンされるものの立ち上がると、右ストレートでミアをダウンさせる。
 シャウブ戦に続きノゲイラ完全復活、という流れだったのだが、寝技で仕留めにきたノゲイラのフロントチョークを逃れたミアは逆にアームロックの体勢へ。回転するノゲイラを逃さず一気に極め切り、ノゲイラの肘を外しての逆転一本勝ち。
 ノゲイラの動きは本当に良く、打撃のキレは全盛期に戻っていたと思うのだが、寝技に固執したことがこんな結末を呼ぶとは・・・。ようやく腰が完治したと思ったら今度は肘。長期欠場は免れないかなあ。
 一方のミアは「初めてノゲイラをKOした男」に続き「初めてノゲイラから一本勝ちした男」の称号を獲得。今回の内容じゃドスサントスやヴェラスケスを相手にしたらスタンドでひとたまりもないとは思うが、この逆転劇はとにかくお見事。

ジョン・ジョーンズ○―×リョート・マチダ(2R スタンディングフロントチョーク)
 遠い距離から関節前蹴りやハイキックを繰り出すジョーンズに対し、リョートは鋭い踏み込みからパンチ連打を打ち込んでいく。リョートがジョーンズの懐に入る場面は何度かあるものの、ジョーンズはブロックやバックステップで決定打を許さない。両者ともにセンサーが内蔵されているかのような反応速度で、ものすごい緊張感のまま1Rが終了。
 2Rもスタンドで間合いの測り合いが続くが、ジョーンズの右フックでリョートが下がった場面を見逃さず、ジョーンズはテイクダウンからの肘で削っていく。スタンドでの再開後、相打ち気味の左ストレートをジョーンズがクリーンヒットさせると、リョートをフロントチョークの体勢に捕えたままスタンディングでケージに押し込む。レフェリーが止めてブレイクすると同時に、失神して崩れ落ちるリョート。あまりに衝撃的、あまりに圧倒的な内容でジョーンズが2度目の防衛に成功。
 最強の挑戦者を迎えたUFCタイトルマッチで、誰も見たことのないようなフィニッシュで圧勝。あまりに次元が違いすぎる。ジョーンズに対して「怪物」「化け物」という表現はさんざん使われてきたが、もはやこの強さを表現する言葉すら見つからなくなってきた。もはやライトヘビー級戦線はジョーンズ一人に焼野原にされるのを待つのみか。
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by nugueira | 2011-12-11 20:55 | UFC | Comments(0)