重量級が消える日
2011年 05月 05日
藤井のケガによる王座返上、大類のウェルター級転向でスカスカになったミドル級にこれで軸ができますよ!やった!
と言いつつ、これでライトヘビー級は事実上の開店休業状態に。まあ川村がライトヘビー級にとどまり続けても、適切な挑戦者が出てくるかどうかは正直怪しいところなんだけど。
PRIDE・HERO'S時代から活躍していた日本人選手もここ数年は階級を落とす選手が続出しており、その流れで捉えればまあ妥当な決断ではある。逆に言えば以前はみんなどれだけ無理して上の階級で試合してたんだ、という話なわけで、各自が適正階級で戦える今の状況は理屈としては望ましいんでしょうね。
とはいえ、「重量級の迫力満点のぶつかり合い」が格闘技の醍醐味の一つであることも確かなわけで、個人的には重い階級がどんどん空洞化していく今の状況は寂しいところ。ボクシングでは事実上国内に「重量級」のカテゴリーが存在していない状態が長年続いているけど、MMAも遠からず同じことが起こるのかなあ。