反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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トリプル世界戦の感想

 昨日のトリプル世界戦の感想を。

 西岡利晃は挑戦者マウリシオ・ムニョスの振り回してくるパンチをさばき続け、上手く距離をコントロールしながらペースを握る展開。とはいえ手数もさほど出ているわけではなく(どうやら拳を痛めていたようだが)、「こりゃ判定まで行っちゃうかなあ」という空気が漂っていた9ラウンド、左でムニョスをグラつかせると一気に連打をまとめてKO勝利。
 前述の手数の少なさもあり「点数ほどの差はないよなあ」と思いながら見ていたのだけど、勝負どころを逃さない決定力はさすが。西岡は安定感あるなあ。

 続いて登場の粟生隆寛は、4Rに右ボディーブローを一閃。うずくまるように倒れた挑戦者ウンベルト・グティエレスはそのまま立ち上がれず、説得力満点の一撃KO劇。粟生はこれまで世界戦で負けたときの印象から「上手いけど決め手に欠けるままズルズルいっちゃう」というイメージがあったんだけど、それを払拭してお釣りが来るほどの快勝。勝利を確信して相手を振り返りもせずガッツポーズを取る場面は非常に絵になっていた。

 日本人王者2人が揃ってKO防衛、トリを務める長谷川穂積も・・・と期待したのだが、こちらは残酷な結果に。
 真正面からガンガン打ち合った前回の試合とは違い、長谷川は持ち前の反応の良さを生かしたディフェンスを駆使。動きは悪くなかったと思うんだけど、3Rに足を止めて打ち合うとやはりゴンサレスとのパワー差が露に。そして迎えた4回、ガードが空いたところを右フックで打ち抜かれダウン。なんとか立ち上がるもレフェリーがストップし、ワンパンチで引っくり返されての王座陥落。
 フェザー級タイトル奪取時から「パワー差は今後の大きな壁になる」と危惧してはいたけど、それが完全に的中する結果に。繰り返すように動きは悪くなかったと思うが、それでも最後はパワー差の前に全てを持っていかれてしまった。ここから再起して、三度の世界獲りを目指すのか。今回の試合を見たら軽々しく期待はできない。
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by nugueira | 2011-04-09 16:03 | ボクシング | Comments(0)