反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

Krush初代王座決定トーナメント ~Round.1~の感想①

 GAORAの放送をやっと見たが、あまりにも衝撃的な試合の連続なので感想は2回に分けて。まずは前半戦。

尾崎圭司○-×谷山俊樹(延長R KO)
 序盤はお互いよく手数を出し互角。2Rに尾崎が回し蹴りやカカト落としで攻勢に出るが、谷山も終了間際にボディーを効かせてから連打を入れ反撃。
 3Rは両者真っ向勝負の打ち合い。終盤に回転系の技を入れた尾崎の方が印象が良かったように思うが、判定は尾崎1-0のドロー。
 延長Rは序盤から尾崎が圧倒。パンチを次々に叩き込んで谷山がダウンし、タオル投入。4Rなんかはジャブで先手を取っていたし、尾崎は回転技に頼らない戦い方を身に着けている感じ。

水原浩章○-×森川修平(判定)
 開始と同時に前に出るのは森川。しかし攻め込んでくるところに水原がタイミングよく右を突き刺しダウン。水原は3Rも離れ際の左フックでダウンを奪い、その後も一方的に攻め続け勝利。ベルトを巻いている人間の意地を見せたか。終盤フラフラの森川を攻めきれないところは物足りなかったが。

瀧谷渉太○-×匠(2R KO)
 ボクシング出身だけありパンチスピードの早い匠。瀧谷もひるまず打ち合いに挑み、お互い決定打はないがヒリヒリする展開で1R終了。
 2Rも互角の打ち合いだったが、距離を潰した瀧谷が一瞬スペースの空いたところでヒザ、顔面への前蹴りを叩き込む。匠はそのまま起き上がれず、瀧谷が衝撃のKO勝利。

KENJI○-×田中一輝(2R KO)
 開始30秒足らずでKENJIの左フックがクリーンヒット。このまま終わっても不思議じゃない倒れ方だったが、田中はここから起き上がるとガンガン前に出て逆襲。しかし2RにKENJIがローを効かせてからまたも左フックでダウンを奪うと、今度はKENJIは起き上がれずKO。KENJIも凄いが、田中の根性も凄かった。

寺戸伸近×-○日下部竜也(判定)
 ドッシリ構える寺戸の周りをサークリングする日下部。日下部が飛び込んできたところに寺戸がパンチを合わせ、いきなりダウンを奪う。一気に仕留めにかかる寺戸だが、日下部は左ミドルをまじえながらのパンチ連打で逆にダウンを奪い返す。一気に形勢逆転した日下部、この後も左フックで2度目のダウンを奪う。
 2Rは寺戸の左で日下部が一瞬グラつくが、左のパンチとミドルでまたも押し続ける。3Rに日下部のバックスピンキックが直撃し寺戸3度目のダウン。この後の寺戸はKOこそされなかったものの、立っているのがやっとの状態で試合終了。文句なしの内容で日下部が勝利。
 今回の寺戸は出会い頭の一発でもなければ油断でもなく、ただ相手が強いから負けた。その事実と、その相手が18歳の日本人ということにただひたすら衝撃を受ける。結果は分かったうえでビデオを見たのに、最後は言葉もなく呆然としてしまった。
 2010年は真弘・石川・前田・元気というかつての全日本キック軽量級黄金世代が結果を出せなくなり、世代交代が一気に進んだ年なわけだが、その波に遂に寺戸も飲み込まれたか。競技としては当たり前の事実だと分かっている一方、この事実を冷静に受け入れるまではもうしばらく時間がかかりそう。
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by nugueira | 2011-01-17 23:48 | Krush | Comments(0)