井岡一翔、世界奪取
2011年 02月 11日
井岡がプレッシャーをかけつつ、お互いなかなか手数は出ない静かな立ち上がり。2Rに手数を増やしたオーレドンが連打を出すようになり、井岡危ないか・・・と思ったところでカウンターの左がヒットしオーレドンがダウン。
この後は井岡が前に出てプレッシャーをかけ続けるもののお互い目立った有効打のない展開がしばらく続くが、5Rにパンチを振り回しながら前進してきたオーレドンを井岡がロープ際でいなすと、ドンピシャのタイミングでボディーブロー一閃。一瞬の間の後に崩れ落ちるオーレドン。井岡が説得力あり過ぎのKOで、日本人最短となる7戦目での世界タイトル奪取に成功。
今回の井岡の挑戦は「最短記録更新ありきで組んじゃってる感じがするけど大丈夫かなあ」と正直不安の方が大きかったのだが、まあ完全に杞憂でした。序盤からの圧力のかけ方、2Rにダウンを奪った後きちんと追撃する積極性、そこで必要以上に浮き足立たないクレバーさと、堂々の試合ぶり。世界タイトル初挑戦の選手が序盤でペースをつかめずズルズルと行ってしまうのはよくあるパターンだけど、そんなひ弱さは微塵も感じさせない内容でした。
キャリアを考えれば伸び代はまだまだあるだろうし、今後が期待できる王者がまた一人誕生、という感じ。唯一の不安要素はTBSと組んでしまっている点か。
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