反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC125の感想

ネイト・ディアズ×-○キム・ドンヒョン(判定)
 スタンドではディアズがいいパンチを入れるものの、ドンヒョンは構わず組み付いてテイクダウン。ドンヒョンは上をキープするが、ディアズも下から仕掛けていく。2Rまではこの展開に終始し、3Rはドンヒョンの組み付きを潰したディアズが打撃で攻勢。全体としてディアズの方がダメージを与えたかな、と思ったものの判定は3-0でドンヒョン。1・2Rを取ったということだろうけど、ポジションを取るかダメージを取るか、こういう試合はやっぱりジャッジが難しい。

クリス・レーベン×-○ブライアン・スタン(1R TKO)
 ライトヘビー級から落としてきたスタンは体格で上回っているのが一目瞭然。レーベンは構わず打撃勝負を挑むものの、スタンのパンチをもらってしまう場面が目立つ。打ち合いからスタンの右を食らったレーベンは完全に動きが止まってしまい、2度に渡ってダウンから立ち上がるものの、最後はヒザ蹴りからパウンド連打を入れられてレフェリーストップ。昨年3連勝のレーベン、上位戦線に返り咲くかと思いきやここで連勝ストップ。

クレイ・グイダ○-×五味隆典(2R ギロチンチョーク)
 フットワークを使って五味の周囲を動き回るグイダに対し、五味はパンチを振るっていくがなかなか距離が合わない。終盤にテイクダウンを奪われ印象を悪くして1Rを終了。
 2Rもパンチの距離になかなか入ってこないグイダに対し、五味はなかなか攻撃の糸口をつかめない。ヒザ蹴りを出すもののグイダにつかまれまたもテイクダウンを奪われてしまう。上のポジションをキープし続けたグイダは一瞬の隙を突いてギロチンの体勢に移行すると、五味は敢え無くタップアウト。
 期待していたバチバチの打ち合いもできず、自分のペースで試合をやらせてもらえないままの完敗。いいパフォーマンスを2試合続けて発揮できないのが五味の現状なのかなあ。一方のグイダは、こう言っては失礼だがここまで戦略的な試合運びができるとは意外。やっぱりUFCのトップ戦線で戦う選手の層は果てしなく厚い、という結論になってくる。

ブランドン・ベラ×-○チアゴ・シウバ(判定)
 スタンドの打ち合いではベラの方がやや優勢だったが、シウバが組み付きからしつこくテイクダウンを奪っていき終始試合をコントロール。最終RにはパウンドでKO寸前まで追い込み、判定で完勝。ともに白星から遠ざかっている者同士の対戦だったが、シウバが何とか生き残ったか。

フィル・バローニ×-○ブラッド・タヴァーレス(1R TKO)
 序盤はバローニが押せ押せだったものの、ローブローの中断から再開後、タヴァーレスのハイでバローニがグラつくと一気にパンチ連打を入れられてあっさり逆転負け。バローニは完全に「負け役」が板についてきている感じ。さすがにもうリリースされてもおかしくないなあ。

フランク・エドガー△-△グレイ・メイナード(判定ドロー)
 スタンドでの距離の測り合いからスタート。しばらくは様子見で時間が過ぎるかな、と思ったところでメイナードの左がヒット。ダウンから立ち上がるものの動きが止まったエドガーに、メイナードはパンチの猛攻。いつ止まってもおかしくない状況だったが、エドガーは驚異的なタフネスでメイナードの攻撃を凌ぎ、1Rが終了。
 1R終盤から持ち直した様子を見せていたエドガーは、2Rにいつものペースを取り戻しパンチとテイクダウンでポイントを奪う。試合の流れはエドガーに戻ってきたか。
 この後3Rはメイナードがテイクダウンも奪い優勢、4R・5Rはエドガーが主導権を握って判定決着へ。個人的な採点では1Rがメイナード10-8、2R以降はそれぞれエドガー、メイナード、エドガー、エドガーの10-9。合計は47-47でドローと踏んでいたのだが、ジャッジも3者が割れる1-1のドローとなり、エドガーが辛くも防衛に成功。5Rは微妙な内容だったので、判定が割れるのも納得。
 エドガーはKO負け寸前の1Rから立て直したのが凄い。2R以降はパンチを入れる場面とテイクダウンを狙う場面の切り替えの早さが抜群で、逆にメイナードはポイントの奪い合いになった2R以降で後手に回ってしまったか。エドガーの次戦はWEC王者ペティスとの王座統一戦だけど、ダナとしてはそんなのキャンセルしてダイレクトリマッチをしたいところだろうな。
 という風に見応え十分の熱戦だったものの、個人的には2R以降にやっぱり「ポイントゲーム」の色を強く感じ取ってしまい、見終わった後いまいち乗り切れなかった。今後はこういう試合がどんどん増えていくんだろうけど。

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by nugueira | 2011-01-03 23:21 | UFC | Comments(0)