反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFC121の感想

 メインは衝撃の結末となったUFC121の感想を。

ジョン・マドセン○-×ギルバート・アイブル(1R TKO)
 早々にテイクダウンを奪われたアイブル、そこからさしたる動きを見せることもできずパウンドをもらい続けてレフェリーストップ。しぶとくUFCに残り続けているアイブルだが、さすがにこれでリリースされなかったら嘘だろ。

ブレンダン・シュワブ○-×ガブリエル・ゴンザガ(判定)
 打撃戦に終始した展開となったが、序盤からパンチでペースを握り続けたシュワブが危なげなく判定勝利。いいところなく敗れたゴンザガ、私の唱えている「ミルコに勝っているのでプロテクト」理論は今後も適用されるのか。

ティト・オーティズ×-○マット・ハミル(判定)
 スタンドの攻防でペースを握れないティト、2Rにはテイクダウンからエルボーをもらい続け劣勢に。結局この後も形勢逆転のチャンスは訪れず、判定でハミルが勝利。予想通りではあるが衰えの顕著なティト、そろそろ決断のしどころだろうと思うのだが。

ディエゴ・サンチェス○-×パウロ・チアゴ(判定)
 1Rはチョークを極めかけたチアゴが優位に立つものの、2Rに担ぎ上げるようなテイクダウンからバックに回り込み猛攻を仕掛けたサンチェスが一気に逆転。3Rもそのまま押し切り、判定勝利で連敗を脱出。ウェルター級戦線で首の皮一枚つながったか。

ジェイク・シールズ○-×マーティン・カンプマン(判定)
 1Rにいきなりシールズがテイクダウンからマウントを奪取。GSPのような一発でズバッと決めるタックルではないが、ねちっこくシングルレッグを狙い続け徐々に自分のポジションへ移っていく。
 ポジショニングでは優位なシールズだがそこから先の決定的な場面を作れず、逆にカンプマンは3Rにバックを取る場面も。消耗戦の展開の末、判定2-1でシールズが勝利。決して楽ではない相手とのUFCデビュー戦でまずは結果を出したが、これでいきなりGSPに挑戦されても何か釈然としない。というかこの日の試合内容でGSPと戦っても軽く捻られそう。

ブロック・レスナー×-○ケイン・ベラスケス(1R TKO)
 開始と同時に突進してくるレスナーに、ベラスケスは真正面から応戦。レスナーが一度テイクダウンに成功したもののすぐ立ち上がったベラスケスは、ケージに押し込まれながらも何とか凌いでスタンドでの打撃戦へ。するとベラスケスのパンチを食らったレスナーがいきなりふらつくような足取りで後ろによろける。ベラスケスはこの勝機を見逃さず、ヒザからパウンド、鉄槌の連打を入れ続けてレフェリーストップ。あまりに唐突に、あまりにあっけなくレスナー政権は終わりの時を迎えた。
 カーウィンに足りなくてベラスケスにあったものは何なのか。やっぱり序盤でレスナーのペースに持ち込ませなかったレスリング能力ということになるのかな。次期挑戦者はおそらくドス・サントス、他にはミアもまだ挑戦権に指先はかかってる状態か。いまさらながらノゲイラやミルコの出る幕がなくなってくる。

 しかしまあ、昨年末の時点では全階級当分は王座交代がないんじゃないかと思われたUFCも、これで今年に入って3階級で政権交代。アンデウソンも8月はあわや陥落という内容だったし、トップ選手が集結するこの環境で絶対王者として君臨するのは困難、ということか。12月のGSPはこの流れには巻き込まれない、と信じたいが。
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by nugueira | 2010-10-26 23:49 | UFC | Comments(0)