反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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DEEP50の感想②

 後半戦の感想を。

長南亮○-×ムン・ジュンヒ(3R TKO)
 コーナーに押し込んでテイクダウンを取った長南、ラバーガードで固められる場面もあったがマット・ヒューズ・ポジションからの鉄槌で攻勢。この後長南はヒールホールドでピンチになる場面を見せつつも、最後はまたもやマット・ヒューズ・ポジションからのパウンドでTKO勝利。再起戦で無難に結果を出した。

ミノワマン○-×キム・チャンヒ(1R アームバー)
 反り投げでチャンヒを投げ飛ばしたミノワマン、ネックロック狙いからアームロックに切り替えて一本。周囲から求められた仕事をきちんとやってのけた感じ。寝技素人が多いとはいえ、100キロオーバーの巨漢相手に毎度毎度「求められた仕事」をやってのけるのも結構すごい話だと思うが。

菊田早苗○-×キム・イサク(1R TKO)
 乱打戦の展開からテイクダウンに成功した菊田、この日何度目かのマット・ヒューズ・ポジションからのパウンド連打を入れたところで相手のセコンドがタオル投入。なんだろう、アメリカ本土から若干遅れて日本でこの技が大流行の兆し、ということなんだろうか。

青木真也○-×ヨックタイ・シスオー(1R アームロック)
 シスオーを担ぎ上げるようにテイクダウンした青木、後は相手に何もさせずアームロックでフィニシュ。お遊びなしの1分ジャストで相手を料理。
 「噛ませ犬相手のマッチメイク」と言われると反論できないのだが、この日の興行では青木の試合も含め、勝負論はさておき短期決着でスカッと終わる試合が前半から中盤で続出してくれたため、結果として勝負論はあるが判定決着が続いた終盤戦とのバランスがよく取れていた印象。14試合で判定決着ばかりになってみ?さすがに胃もたれするぜ。

今成正和○-×DJ.taiki(判定)
 今成がいつもと同様のムーブでDJの周りを回り続ける展開。1R残り2分で今成が引き込むと、オモプラッタから腕十字へ。ここはDJが何とか凌ぐ。
 この後は引き込みを狙う今成にDJはローを連打、DJはパウンドを打とうとするものの必要以上に付き合わず・・・という両者決め手のない展開のないまま終了。ドローでもいい内容だったと思うが、何度か下から仕掛けた場面が評価されたか、判定は2-0で今成。相変わらずジャッジ泣かせの試合をする。

白井祐矢○-×岩瀬茂俊(判定)
 1Rに白井の右で岩瀬がダウン。白井はチョークでフィニッシュを狙うが、ここは岩瀬が何とか耐える。この後も打撃、寝技ともに白井が岩瀬を徐々に削っていく展開が続き、一本勝ちはならなかったものの判定で完勝。白井はジェイソン・ハイに秒殺負けした印象が強すぎるのだが、4月のASTRAといい今回といい、いい試合を見せている。

菊野克紀○-×帯谷信弘(判定)
 開始から打撃戦を仕掛ける帯谷。真っ向から受けて立った菊野はパンチと組んでのヒザで帯谷を押し込み、1R終盤はバックマウントからパウンドで猛攻。
 試合はこのまま菊野ペースで進むが帯谷もひるまず前に出続け、消耗戦の展開へ。3Rには帯谷がパンチで菊野を押し返し、バックマウントを奪ったところで試合終了。
 2Rまでのペースを守りきった菊野が判定4-1で防衛に成功。記念大会のメインを締めるとともに、これまで誰も防衛に成功していないDEEPライト級王者の呪縛を遂に打ち破った。
 敗れたとはいえ、最近の実績からすれば明らかに格上の菊野に対し最後までひるまず前に出続けた帯谷もお見事。ベルト云々とは別の次元でこの一戦に全てをぶつけた帯谷の覚悟を、菊野が真正面から受け止めた形。両者の気迫がかみ合ったいい試合でした。

 大会全体としては、集めた面子から想定される期待値のハードルをまあ無難にクリアしたか、というところ。大爆発というわけではないけれど、10年間DEEPという団体を育て続け、この日の興行につなげた佐伯さんの努力と格闘技への愛情には本当に頭が下がる。次の第100回?の記念大会を期待してます。
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by nugueira | 2010-10-25 23:44 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)