RIZE55の感想
2009年 06月 29日
CRAZY884×-○松本勇三(判定)
序盤からローで押し気味に試合を進めた松本が2Rに右ストレートでダウンを奪取。3Rにも左ハイでダウンを奪いダメ押し。884もひるまず攻め続け、終了間際にパンチラッシュの場面を作るも及ばず。まつもとは37歳とは思えない戦い振り。
大渡博之○-×NITRO大輔(判定)
NITROが先手を取ろうとするものの、近距離の打ち合いでは大渡の方が優勢な印象。3RにNITROがバッティングで減点された後、大渡がコーナーに詰めてからのパンチ連打でダウンを奪い判定勝利。仕事が忙しいだろうに、よく頑張るよ。
太陽照明×-○小宮由紀博(判定)
下の階級から上げてきた小宮は体格差が厳しいか、とも思ったものの、序盤から手数で太陽を圧倒。上下に散らすコンビネーションを上手く使い、ローや右のパンチをクリーンヒットさせる。後半の太陽の首相撲狙いもものともせず、最後まで押し続けてフリー転向初戦を白星スタート。今後上位陣と対戦した場合体格差をどこまで跳ね返せるかな、というのは気になる点ではある。
末広智明○-×小宮山工介(延長判定)
パンチを振り回す末広に、小宮山は蹴りも織り交ぜて応戦。2Rに小宮山の前蹴りが末広の顔面を捉える場面もあったものの、3Rは小宮山の動きが落ちて押し込まれる場面が目立つ。
判定は末広1-0で延長戦へ突入。延長Rも序盤は小宮山が手数を出すものの、末広の右が入ったところで小宮山の動きが止まってしまい、判定3-0で末広勝利。デビュー以来連勝中の小宮山だったが、キャリアの差が出たか。
板橋寛○-×海戸淳(判定)
1R、海戸の突っ込んできたところに板橋が左フックを合わせいきなりダウン。この後も板橋はパンチのタイミングの良さ・回転力では上回るものの、蹴りでペースを崩そうとする海戸を攻めきれず、結局このダウンが決め手となって判定勝利。板橋は試合中から首をかしげるジェスチャーを見せていたが、海戸に間合いをはぐらかされてしまった形か。
森田晃允○-×KO-ICHI(1R KO)
森田が上下のコンビネーションで攻め込むものの、KO-ICHIの右フックがクリーンヒットし森田がダウン。しかしこの後の打ち合いで逆に右フックを入れ返すと、KO-ICHIの動きが止まった隙を見逃さずパンチ連打でダウンを奪い返す。ダメージの大きいKO-ICHIにさらにラッシュを仕掛けたところでレフェリーストップ。森田が大逆転勝利で55キロ初代王者のベルトを奪取。特に期待せずに見ていた試合なのだが、すごいものを見せられてしまった。
龍二○-×白須康仁(延長判定)
開始と同時に両者ガンガン打ち合う展開。白須は前蹴り・ローを混ぜて攻めるが、龍二もひるまない。2Rは白須が龍二のパンチに押し込まれる場面が目立つが、後半白須も盛り返しまだ優劣は見えてこない。3Rもお互い一歩も引かずノンストップの殴り合いを続け、龍二1-0で延長ラウンドへ。
延長Rも3Rの再生映像を見るような正面からの殴り合い。かなり微妙な差だったが、3R後半辺りから圧力で勝りつつあった龍二が延長Rでも押し込む場面を何度か作り、判定3-0で勝利。
感想としては「いい試合を見させてもらった」の一言。負けた白須もあっぱれ、と言える内容だった。改めて書くのも何だけど、RIZEも結構面白いな。