K-1MAXの感想①
2010年 07月 05日
パンチを出していくが一発狙いで大振りの目立つ渡辺。宮田を攻めきることができず、2Rには逆にローでダウンを奪われる始末。
3Rにも宮田が跳びヒザでダウンを奪い完全に試合を支配。終盤にようやく渡辺がパンチでダウンを奪うものの既に遅く、宮田が逃げ切り判定勝利。キックボクサーどころか総合格闘家にまで連敗の渡辺。もうこいつは何も信用できない。
上松大輔○-×松本芳道(3R KO)
1Rは手数・内容ともに互角の展開だったが、ジャッジは2者が上松。この辺はパンチ重視のK-1採点か。
2Rに上松が前へ出るものの、跳びヒザのタイミングに松本がストレートを合わせてダウンを先取。ポイントでリードされた上松は前へ出続けるものの、逆に松本の反撃をもらう場面が目立つようになる。3Rに上松が打ち合いに挑むものの、逆にコーナーへ詰められ松本の連打を浴びたところでストップ。
優勝候補の一人であり、主催者としてもプッシュしたかったであろう上松が初戦で姿を消すという大波乱。まあでもこれも格闘技の醍醐味か。上松の敗因はやはり煽りVにJOYを投入してしまったことだろうか。
久保優太○-×尾崎圭司(判定)
間合いを完全にコントロールした久保が、尾崎に有効打を許さず完勝。1回戦のDJ戦と同様、安全運転でインパクトに欠ける感はあるが。
石川直生×-○才賀紀左衛門(判定)
どういう展開になるか読みづらく、現に上松の初戦敗退という波乱も起きた今回のトーナメントだが、ある意味最もショッキングな結果だった一戦。ダイジェストだったので内容の詳細は分からないけど、石川は待望の大舞台であったK-1のリングで何もインパクトを残せず敗退することに。
かつて全日本キックを支え続けたフェザー~ライト級の黄金メンバーも、NJKFでは前田・元気が相次いで破れ、K-1では真弘・大月・石川が見せ場を作れず敗退。時代は、明らかに次のステップへ動き始めているということか。
大和哲也○-×裕樹(1R KO)
両者ともにパンチ・ローの手数を出していく展開。しばらくは我慢比べになるかと思いきや、1R後半から大和が徐々にパンチの圧力を強めていき主導権を握る。最後はラウンド終了間際に左フックで裕樹を打ちぬき圧巻のKO。このトーナメントの行方を左右すると思われた一戦だが、大和が裕樹を粉砕してみせた。