反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

ヒョードル=マラドーナ?

 時節柄サッカーの話題を。と言っても日本代表がどうしたとか本田がこうしたとかの話ではありませんが。

 先日、テレビ番組でワールドカップ開催に合わせてマラドーナの全盛期(5人抜きとか神の手ゴールとか)を振り返っていたんですが、うちの嫁から「マラドーナってそんなに凄い選手だったの?」という質問が。
 私もどこかの受け売りの知識で「90年代以降はサッカーは完全に個人技よりも組織力で競うスポーツに変貌した。マラドーナの全盛期は個人技に大きくスポットライトが当たる最後の時期だったはずで、そういう意味ではこれだけのスター選手はもう出てこないのでは」とかいうもっともらしい説明をしたんですけど、自分で喋っていて「そうするとヒョードルって格闘技の世界におけるマラドーナみたいなもんなのかな?」ということに思い至った。

 今はATTとかに代表される、いわゆる「メガジム」がボクシング・ムエタイ・レスリング・柔術・フィジカルといった各部門のコーチを用意して、さらにヘッドコーチ的な人が試合の戦術を組み立てる、という流れになってきてますよね。少し前のゴン格でも「今の格闘技は個人の姿を借りた組織力の争いだ」みたいな表現を見た記憶があるんだけど。

 この傾向が面白いのかどうかはさておいて、今アメリカの団体でトップを張っている選手は大半がそういう環境でトレーニングしていて、今後は(格闘技バブルがはじけてジム運営が破綻しない限りは)こういう流れがますます主流になっていくことは確かなわけでしょう。

 でも、ヒョードルってそういう潮流に乗っかっている選手なのかな?という疑問が。雑誌とかで紹介されている練習風景を見ていても、PRIDE時代と変わらず地元で練習していて、最新のフィジカルトレーニングを導入しているという雰囲気でもないですよね。まあこっちも断片的な情報しか知らないし、ひょっとしたらレッドデビルがもの凄い充実したトレーニング環境をこっそり用意してるのかもしれないけど。

 で、とりあえずヒョードルが昔と変わらない環境で練習している、と仮定すると、そういう選手が北米MMAの世界でトップクラスの選手(UFCはとりあえず置いておいて)相手に今まで同様勝利を重ねていっている、という事実は凄いことなんじゃないかと。格闘技の世界が組織で戦う時代へと変わりつつある中で、ずば抜けた身体能力と才能で相手をなぎ倒していくヒョードルはサッカーの歴史におけるマラドーナのような存在なんじゃないのか、と思った次第です。

 まあ格闘技の世界が今後どういう流れに向かっていくかは実際に時間が経過してみないと分からない話だし、その中でヒョードルがどういう位置づけになるのか、というのはまさに歴史が証明するんでしょうけれど。とりあえず、「格闘技のマラドーナ」となるためにもヒョードルには目前に迫ったヴェウドゥム戦はなんとしても勝利を収めてほしい、と改めて祈ってます。
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Commented by J.V.N at 2010-06-27 00:05 x
さっき立ち読みしたゴングのインタビューによると、これまで通りの環境みたいっすよ。ところでヌゲイラ氏の中では、本田=誰になるんですかね?僕的には、mmaじゃないけど、本田=長谷川穂積ですね。
Commented by nugueira at 2010-06-27 20:32
>J.V.N様
 うーん、そういうところまでは特に考えていませんでした。去年までなら確実に魔娑斗だったんでしょうけれど。
by nugueira | 2010-06-24 23:28 | その他(総合・寝技系) | Comments(2)