反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

K-1MAXの感想①

 PPV観戦の感想を。

“狂拳”竹内裕二×-○裕樹(2R KO)
 竹内が前回対戦時のお返しとばかり積極的にローを出し、そこからパンチへつなげるコンビネーションで裕樹を圧倒。続く2Rも竹内ペースで進んでいたが、裕樹が近距離から繰り出したハイキックがクリーンヒットし、竹内は立ち上がれず。裕樹が衝撃の逆転劇で返り討ちに成功。

卜部弘嵩×-○谷山俊樹(延長判定)
 卜部が序盤からパンチ主体の攻めでやや優勢に。全日本キック時代は首相撲の展開に苦しんでいた記憶があるが、そういう意味ではK-1ルールの方が向いているのか。
 しかし粘る谷山も手数を出していき、本戦は卜部1-0のドローで延長戦へ。3Rあたりからガス欠気味の卜部に対して、谷山は最後まで攻め続け判定2-1で勝利。我慢比べを制した。

嶋田翔太×-○麻原将平(判定)
 上背に勝る嶋田はガードを下げたまま遠い間合いから攻めようとするもののなかなかペースがつかめず、逆に麻原に押し込まれる場面が目立つ。2Rに入ると麻原が跳びヒザをヒットさせてダウンを奪取。後がない嶋田は3Rに攻め込むもののダウンは奪い返せず判定負け。K-1甲子園準優勝にもプロの厳しい洗礼が待っていた。

大石駿介×-○卜部功也(判定)
 サウスポーの卜部が序盤から上下に打ち分けるパンチのコンビネーションで大石を圧倒。大石のパンチをかすりもさせず、自分だけパンチを当て続けるのには驚かされた。蹴りが少なくパンチに頼り過ぎるなど穴はまだあるけど、とても19歳とは思えない完成度。

才賀紀左衛門○-×ファイヤー原田(判定)
 開始と同時に才賀がファイヤーのお株を奪うような猛ラッシュ。これで一気に試合のペースを握ると、2R以降は一転してロー主体の攻めでファイヤーに攻め込む隙を与えず判定で完勝。会場人気の高さが画面越しでも伝わってくるファイヤー、今回は持ち味を発揮できず。
 勝ったとはいえ、後半は安全運転に徹した感のある才賀の試合内容は非常に不満。あれだけのビッグマウスを叩いた後なら、きっちり試合内容で示さなきゃダメでしょう。

久保優太○-×DJ.taiki(判定)
 パンチで攻めようとするDJに対して、久保はミドル、テンカオで徹底してボディーを削り、最後まで危なげない内容で完勝。DJは正直、ダウンしなかっただけ褒めてあげるべきか。

大月晴明○-×松本芳道(判定)
 ノーガードのまま摺り足のようなフットワークでパンチのタイミングを計っていく、いつもの大月のスタイル。だけど見ていていつも以上の危うさや不安感がつきまとっているように感じた、というのは結果論に過ぎるか。
 大月がなかなか有効打を入れられないまま、逆に2Rには松本のパンチで大月がグラつく場面が。そして3Rには跳びヒザからのパンチ連打で大月が転倒するようにダウン。大月は最後まで攻め込み続けるものの逆転打は奪えず、このまま試合終了。爆腕、まさかの初戦敗退。
 ルールへの適応度という意味で大月がK-1の頂点に立つことは想像し辛かったが、まさかここで姿を消してしまうとは。試合前の煽りVで「大月の死に場所はどこか」というテーマが掲げられていたとおり、年齢的にも大月が選手としての最終コーナーに近づいていることは間違いない。長年この階級の中心選手として存在感を発揮し続けてきた大月。「死に場所」はこの試合となってしまうのか。それとも、まだ先があるのか。
[PR]
by nugueira | 2010-05-03 20:05 | K-1MAX | Comments(0)