メイウェザーVSモズリー
2010年 05月 02日
メイウェザーの神速のディフェンスをモズリーの高速パンチが捉えることができるか、というのが試合の焦点だったわけだけど、2Rにモズリーの右フックを食らったメイウェザーがグラッと腰を落とすといういきなりの大ピンチが到来。両腕でがっちりガードを固めて相手のパンチを凌ぐメイウェザーの姿なんて初めて見た。
このまま一気に押し切られておかしくない展開だったと思うのだが、ここから平然と盛り返してしまうのがさすがというか何というか。3R以降は逆にメイウェザーが前に出続けると、モズリーのパンチを完全に見切って追撃の暇を与えず。モズリーの右にメイウェザーが右のクロスを入れた瞬間は「すげえ」という意外の感想が出てこなかった。
後半になるにつれモズリーのスタミナ切れが顕著になり、試合はワンサイドの展開に。メイウェザーもリスクを避けたのか無理に勝負を決めにいかなかったものの、終わってみれば2R以外は全く危なげのない内容でメイウェザーが圧勝。「中量級のジョーカー」モズリーも、メイウェザーの前では単なる引き立て役でしかなかった。
パッキャオ対メイウェザーが流れたときは残念だったものの、結果的に両者ともクロッティ、モズリーという対抗馬を完膚なきまでに圧倒したことで、ますますこのカードの価値が高まることに。パッキャオの嵐の猛攻は果たしてメイウェザーに触れることができるのか。何としても実現してほしいなあ。
もっとも解説のジョー小泉がコメントしていたとおり、メイウェザーは相変わらず「上から目線」の交渉姿勢を崩さないようなのでハードルは相当高そうだが。
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もうウサイン・ボルトのように「こいつは本当に人間か?」と疑いたくなるような別次元ですね。
1年以上のブランク明け2戦目ですが全くブランクなどなかったかのような支配力です。
今回打たれ弱さ、回復力も心配していたほどではないということが証明され、
ますますパッキャオとのナンバーワン論争は対戦しないとわからないという状況ですね。
実現すれば間違いなく格闘技PPV売上史上最高となるでしょう。
正直、ここまで圧倒するとは思っていませんでした。今回の試合を見る限りパッキャオのパンチも当たらないんじゃ・・・と思えてしまうのですが、この一戦は是非見てみたいですね。