ASTRAの感想①
2010年 04月 25日
長倉立尚×-○毛利昭彦(1R KO)
長倉の方から積極的に手数を出していたものの、打ち合いになったところで毛利がパンチ一発でKO勝ち。長倉はラグビーから転向した大先輩・謙悟と同じ徹を踏まないようこの敗戦にめげず頑張ってほしい。
白井祐矢○-×チェ・ミルス(1R 腕十字)
上背の差がけっこうあるので白井にとっては嫌な感じだったが、しつこい組み付きから上を取り続けると、サイドポジションから素早く腕十字に移行して一本。やはり王者になって一皮むけたか。
中村大介○-×天突頑丈(判定)
1Rはタックルから流れるような寝技で攻めていく中村に対し、上を取り返した天突がパウンドでコツコツと応戦する対照的な戦いぶり。
2Rに入ると中村の正確なジャブがことごとく天突の顔面を捉え、終盤にはバックマウントから腕十字へ移行。天突はゴングになんとか救われる。
3Rは天突がガムシャラに突っ込み泥試合の展開に持ち込んだものの、上体のスウェーでクリーンヒットを許さなかった中村が逃げ切り、判定で完勝。腕十字だけでなくスタンドでも完全に試合をコントロールしていたし、実力を改めて証明した感じ。DREAMもこれだけの選手を干してる場合じゃないと思うが。
小谷直之×-○ホルヘ・マスヴィダル(判定)
小谷は1・2Rとうまく組み付いてマスヴィダルの距離を潰し、上をキープすることに成功。マスヴィダルは序盤にテイクダウンを繰り返されたせいかなかなか攻め込めない。
それでも3Rはようやくタックルを防ぐようになったマスヴィダルが上を取るようになり、徐々に打撃で攻め込む場面が目立ってきたところで試合終了。かなり微妙な試合だったが、判定は2-1のスプリットでマスヴィダル。小谷は上を取った後に攻め切れなかったのが響いたか。実質ドローといっていい内容で、大健闘したとは思うが。
長南亮×-○チャ・ジョンファン(2R KO)
1Rは打撃戦に終始。長南のローをジョンファンは全くカットできず、相当ダメージを与えた感じ。
完全に長南のペースと思われた2R、引き続き長南が打撃で試合をリードしたものの、ジョンファンがスーパーマンパンチで長南の顔面を打ち抜くと追い討ちのパウンドを入れて逆転KO勝ち。
とりあえず「まさか」としか言い様のない敗戦。長南は連戦などコンディション面の不安要素はあっただろうけど、それは承知のうえで受けたオファーなわけだしなあ。ナカハラ戦の勝利がチャラになってしまう、何とももったいない一敗。
後半戦へ続く。人気ブログランキングへ