反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

VTJ2009の感想

 それではメイン以外の感想を。

マモル○-×ジェシー・タイタノ(1R TKO)
 序盤からパンチの正確性で上回ったマモルが最後はパウンドでタイタノを粉砕。シュートボクシングでの経験は伊達ではなかった。この試合を見る限り、修斗での世界タイトル再挑戦も十分狙えそう。

ヴィラミー・シケリム○-×冨樫健一郎(1R TKO)
 序盤からガンガン殴りあう両者。先にシケリムのフックがヒットするが、冨樫のカウンターでシケリムの腰が落ちる。さあこれから、というところでドクターストップによりシケリムの勝利。めちゃくちゃ面白くなりそうな展開だったので残念だが、まあこのストップは妥当な判断でしょう。
 伝統の修斗ウェルター級のベルトを巻いたシケリム、次に乗り込むのはDREAMか、それとも戦極か。(防衛戦は?)

 休憩明けに修斗VSパンクラスの前面対抗戦が発表。11月のJCBホールのカードがいまいち薄いな、と思っていたらこういう隠し玉があったか。まあKrush対RIZEと同様、単品では厳しい者同士が助け合ってる印象はぬぐえないし、今のところ発表されてるカードも地味ではあるんですが、これまでのいざこざを知っている人間にとっては驚き。大会名どおり「破壊的変化」ですな。

不死身夜天慶×-○ティト・ジョーンズ(判定)
 全体としては不死身夜のローの方がポイントを取っていたと思ったが、パンチが評価されたかジョーンズの勝利。VTJルールの第1試合だけにもっと激しくやりあってほしかった。

佐藤ルミナ○-×コーリー・グラント(1R TKO)
 開始直後のグラントの踏みつけにはヒヤリとしたものの、ルミナがパンチのキレで徐々に優位に立ち、最後は跳びヒザからのパウンド連打で完勝。
 ルミナが環太平洋のベルトを獲ったときの試合を会場で見ていたのだが、会場全体に満ち溢れる「ハッピーエンド感」に圧倒されたことを覚えている。今回の試合後も同じ空気が流れていたんですかね。ここ数年、大舞台での敗戦を重ねて「人柱」になっている感もあったルミナが、格下相手とはいえ大舞台での快勝。思い通りにいかないのが格闘技の厳しさであり醍醐味でもあるのだが、たまにはこういうハッピーエンドがあってもいい。

リオン武○-×アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(4R TKO)
 ペケーニョのしつこい寝技にリオンは全く攻め手がないまま1・2Rを終えるものの、3Rにペケーニョのタックルを切るとパウンドでようやく反撃。そして迎えた4R、ペケーニョの寝技を凌いでスタンドに戻すと、左ジャブでペケーニョの顎を打ち抜き大逆転でのKO勝利。
 解説の中井か誰かが序盤戦のリオン劣勢を見て「寝かされたら終わりなんじゃなくて、そう思っちゃうことが終わりなんだ」とコメントしていたが、まさにそのコメントを実証するかのような逆転劇。リオンにとって、というより「修斗ライト級」というジャンルにとってペケーニョはある種の呪縛のような存在だったと思うのだが、それを一気に振り払ってお釣りが来るほどの勝利。現在進行形の戦いを続けるリオンが、「伝説」を力ずくで「過去の歴史」へと追いやってみせた。

 全体として、好勝負続出の満足度の高い興行。それだけにメインのグダグダが返す返す残念。軽量級も強豪外国人を引っ張り出すのが難しくなっている昨今、豪華カードを揃えるのは厳しいとは思うが、次は10年後といわず定期的に開催してほしい。
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by nugueira | 2009-11-03 23:05 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)