反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

DREAM.12の感想

 PPV放送をチャンネル設定ミスで録画できないという痛恨のミス。死にたい。
 というわけで地上派で見た感想を。

アリスター・オーフレイム○-×ジェームス・トンプソン(1R フロントチョーク)
 スタンドのままフロントチョークの体勢に入ったアリスターがそのまま締め上げて汗をかく間もなく圧勝。これじゃK-1を怪我で欠場というアングルは使えないなあ。

石澤常光×-○柴田勝頼(1R TKO)
 さほど技術は感じられないパンチでの削りあいというまあ予想どおりの展開の末、ラウンド終了間際に柴田の左フックがヒットし勝利。
 結果は予想どおりだったけれど、タックルに入ってもテイクダウンを取れない石澤の姿は見ていて寂しかった。生まれて初めて会場観戦した格闘技がPRIDE.10だったのだが、このときに総合初参戦した石澤の入場には本当にシビれたのをつい最近のことのように覚えている。あれから9年、格闘技は進歩し続けたし、石澤は歳を取りすぎた。

エディ・アルバレス○-×菊野克紀(2R 肩固め)
 1Rにフロントネックの体勢をキープし続けた菊野が優勢に立つものの、ラウンド終盤からアルバレスが打撃戦で盛り返し、2Rにテイクダウンから肩固めを極めて逆転勝利。
 敗れたとはいえ、菊野については「お見事」の一言。アルバレスをここまで追い込むとは思ってもみなかった。アルバレスの動きが落ちた1R後半に攻め切れなかったのが悔やまれるが、菊野のスタイル的にあそこで様子を見てしまうのは仕方がなかった気もするし、この課題をどうクリアするか、と前向きに捉えればいい。とりえず今回の敗戦で菊野の商品価値が落ちることはないでしょう。

桜庭和志○-×ゼルグ“弁慶”ガレシック(1R 膝十字)
 低空タックルからアキレス腱固めを狙う桜庭に、弁慶はパウンドで猛攻。いつ止められるか・・・とハラハラしながら見ていたが、最後は桜庭がヒザ十字に切り替えて見事一本勝ち。
 見ながら思わずテレビの前で「すげえ!」と大声を出してしまった。桜庭がいわゆる「強豪」のカテゴリーに入る相手に見事な勝利を見せてくれたのは、いったいいつ以来だろう。これを見れただけでも会場のお客さんは足を運んだ甲斐があったなあ。弁慶のパウンドが相当危ない状態だったはずなのは確かで、これを「結果オーライ」で片付けていいかどうかはまた別の問題だが。

前田吉朗○-×チェイス・ビービ(1R チョークスリーパー)
 序盤から打撃で先手を取り続けた前田が、最後はバックに回ってのチョークで見事一本勝ち。先日の青木の勝利を「ここ最近のもやもやを払拭する勝利」と表現したけど、これもまさに「善戦すれども結果出ず」が続いていた前田のここ2年ほどの低迷をチャラにしてお釣りがきそうな勝利。前田がDREAMフェザー級のベルトを狙うか、アメリカ再進出を狙うかは分からないけど、いずれにしてもビービ相手にこの勝ち方をしたのは大きいなあ。

マリウス・ザロムスキー○-×ペ・ミョンホ(1R KO)
 開始直後の跳びヒザからハイキック一閃、ザロムスキーがわずか19秒での衝撃KO勝利。勝って当然の相手だったとはいえ、この勝ち方は説得力もインパクトもありすぎ。ベルトを獲って完全に化ける流れになってきちゃったな。

弘中邦佳○-×パーキー(1R終了時 TKO)
 お互い手を出し合う打撃戦で1Rが終了。さあこれから、というところでパーキーの目の負傷により試合終了。弘中はライト級でのDREAM再挑戦を無難にクリアしたが、ちょっと消化不良の内容か。

 全体としていい試合の多い当たり興行だったな、という印象。もっとも今年のDREAMを振り返ると、合格点をあげていい興行はけっこう多かったわけで、それが団体としてのいい流れにつながっていないのが問題なわけですが。この問題を探っていくと選手がどうこうというより団体側のマネージメント能力や財務能力の話になっちゃうのが辛いところだが。
 ケージ採用については、金網ならではの攻防がそれほど多くみられたわけではないので、リングとの差別化はあまり印象に残らなかったのが正直なところ。まあこれは試合内容のめぐり合わせの問題もあるので、来年以降も回を重ねていってどうなるか、というところですかね。
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by nugueira | 2009-10-26 23:22 | DREAM | Comments(0)