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by nugueira
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Krushライト級グランプリ観戦記①

 夏休みということもあってか、親子連れの観客もけっこう多かった。絵日記に「今日はお父さんとクラッシュを見にいきました。やっぱり桜井はヒジがつかえないときびしいなあ、と思いました。」とか書いてるんだろうか。

青津潤平○-×宮下トモヤ(判定)
 一緒に見に行った知人に「宮下ってどういう選手なの?」と聞いたら「かつてDEEPで小見川やbarbaroとしのぎを削ってました」という微妙な位置づけのコメントが。
 序盤は宮下が思い切りのいいパンチで手数は出していたものの、2Rに入ったあたりから青津がパンチの正確性で上回るようになり、宮下は前に出られなくなってくる。さらに2R終盤に青津のバックブローがタイミングよくヒットしダウンを奪取。このまま最後まで押し切った青津が判定で完勝したが、総合の選手相手なんだからスッキリKOで決めてほしかった気も。戦績を見ると13戦10勝1KOとのことで、もともと決定力のない選手なのかもしれないが。

水落洋祐○-×桜井洋平(2R KO)
 1R、桜井がミドルからのワンツーで攻勢。真王杯の頃の勝ちパターンに引きずり込むか、と思われたが最後は組み付きに行ってしまいどうも攻めきれない。そうしている内に、桜井がパンチの打ち合いを仕掛けると逆に水落の右がヒットし桜井がダウン。まさかの展開に場内騒然。
 水落が引き込んだ流れは変わらず、2Rも序盤にパンチでダウンを奪取。桜井は一度落ち着いて立て直す時間を取ればよかったと思うのだが、強引に真正面からの打ち合いを挑んでしまう。桜井のパンチが効く場面もあったものの、最後はコーナーの打ち合いで水落が左フックをクリーンヒットさせ、桜井が崩れ落ちるようにダウンし試合終了。
Krushライト級グランプリ観戦記①_d0010886_1151996.jpg

 桜井は試合後もしばらくの間ピクリとも動かない、衝撃的なKO負け。この日ホール西側は桜井応援団が占拠していたが、まさかの展開にまるで葬式のようなムードに。桜井はK-1ルールでの間合いや戦い方を完全につかめていなかった形だが、優勝候補がいきなりの初戦敗退という衝撃の幕開けになった。

石川直生○-×TURBΦ(3R KO)
 前蹴りで間合いを取ろうとする石川に、TURBΦはパンチで応戦。スリップの際にマットに後頭部を打った石川の動きが悪くなり、TURBΦのパンチが入るものの、1R終了間際に石川の右ハイがヒットしTURBΦがフラつく。一気に攻め込みたかった石川だったが、組んでのヒザで攻めてしまいダウンまでは奪えず。
 2Rに入ると石川がパンチの間合いを見切り、着実に蹴りをヒット。このままペースを握るかと思われたが、ラウンド終了間際にローに合わせたTURBΦのパンチでダウンを喫してしまい、一転してビハインドの展開に。
 3R、後がない石川は攻勢を仕掛けるが、組み付く展開が多くレフェリーから口頭注意。それでもハイキックからの跳びヒザでTURBΦの流血を呼び込むと、残り20秒というところでTURBΦのパンチに合わせて右ハイをクリーンヒット。TURBΦが大の字に倒れる衝撃の逆転KO勝利。
Krushライト級グランプリ観戦記①_d0010886_121029.jpg

 石川の底力には本当に驚き。魅せるなあ、と感心するしかない。TURBΦにとっては何とも惜しい敗戦で、逃げ切りを狙う展開もあったのではとも思うが、1・3Rにポイントを取られている可能性があることを考えると、確かに最後まで攻めきるしかなかったか。序盤2試合にいきなり衝撃的な決着が続き、この時点で当たり興行であることが確定。

前田尚紀○-×ファイヤー原田(1R KO)
 毎度おなじみ「スクールウォーズ」のテーマ曲で入場するファイヤーに場内大喝采。西側席の桜井応援団はどう反応すればいいのか分からない様子。
 開始直後からガンガン前へ出るファイヤーがパンチ連打でいきなりダウンを奪取。まさかの光景に場内からは大「ファイヤー」コール。面食らったか手が出ない前田に、ファイヤーはさらに猛ラッシュ。しかしここを凌いだ前田がパンチを入れ返すとあっさりファイヤーがダウン。最後は前田が逆に猛ラッシュで攻め込み、逆転KO勝利。
 負けた方を先に褒めちゃいかんとは思うのだが、ファイヤーは自分に課された仕事を完璧にやり遂げたという感じ。予想どおりに噛み合い、予想以上に盛り上がった両者の一戦。どこよりも濃密な1分55秒の攻防だった。

山本元気○-×尾崎圭司(判定)
 尾崎は以前に比べて胸板がかなり薄くなった印象。70キロは70キロで無理矢理体を作っている印象があったけど、よくここまで落としたなあ。
 試合は序盤からフットワークを使う尾崎に対して、元気が圧力をかけ続けてパンチを打ち込もうとする展開。2Rから尾崎はサイドキック・かかと落としなどの足技を多用するが、元気は詰めてからのボディーブローで尾崎のスタミナを削り取っていく。
 ダウンは奪えなかったものの、最後まで前に出続けて尾崎に有効な攻めを出させなかった元気が判定3-0で勝利。尾崎は露骨なスタミナ切れも見せずよく戦ったとは思うものの、逆に大きなインパクトも与えられず。宍戸とかにも共通する話だが、国内に65キロの大舞台がないのが可哀想ではある。
Krushライト級グランプリ観戦記①_d0010886_12283011.jpg

 後半戦へ続く。人気ブログランキングへ
Commented by BJより一言(;´Д`)きいたんハアハア at 2009-08-20 19:14 x
65なら
ゆうや
尾崎
長島
宍戸
あとだれおる?
DJタイキは見てみたいなぁ

65なら宍戸かなぁ
宍戸ってアマチュア時代たしかうちの師匠とやってるからフェザーやったんちゃうかなぁ~
Commented by nugueira at 2009-08-20 22:18
>BJ
 今回の試合を見ると吉本もかなり期待できますね。後はアマラとか、今は何やってるのか不明ですがサトルヴァシコバとか。
Commented by BJより一言(;´Д`)きいたんハアハア at 2009-08-21 18:05 x
アマラ忘れてましたね
サトルは引退でしょ?
Commented by nugueira at 2009-08-21 21:13
>BJ
 あー、ヴァシコバやはり引退してましたか。MAX出場が全ての間違いの始まりでしたね。
by nugueira | 2009-08-15 23:27 | Krush | Comments(4)